1000円の定食はケチるのにパチンコだと平気で数万円溶かす ギャンブル依存症の書き込みに思うこと | キャリコネニュース
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1000円の定食はケチるのにパチンコだと平気で数万円溶かす ギャンブル依存症の書き込みに思うこと

画像はイメージ

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昨日、パチスロで2万5000円負けてしまった。負けた帰り道に、2万5000円で出来たことをシミュレートしたところ、僕の脳が導き出したのは「どうせパチスロに行っていた」というアンサー。他に特に欲しいものもなかったので、まあいいや……と自分を納得させるようになって、今年で20年になる。

僕はギャンブルに注ぎ込むお金は結構多いんだけど、日常の中で数万円程度の買い物をする機会はそう多くない。ギャンブルに依存する原因になっている部分を、脳手術で焼き切ってもらえたら、どんなにかお金を有意義に使えるのだろう。赤い羽根に募金しまくったりする人生もあったかもしれない。

でも実際は負けても全く懲りないのだからたまらない。そしてこういうギャンブル依存のダメ人間は、そこかしこにいるのだ。(文:松本ミゾレ)

食事をケチってでもパチンコしちゃう

先日「5ちゃんねる」に、「【悲報】1000円の定食頼むのを渋るワイ、パチンコでは平気で数万円溶かしてしまう模様」というスレッドが立っていた。本文でスレ主は「どうにかならんのか」とも書き込んでいる。

ギャンブルのために、食事という自分への投資を躊躇するというのは、これはもう典型的な重篤依存の状態に陥った者の特徴だろう。僕も割とその傾向がある人間なので耳が痛い話題になっちゃうけど、やっぱりこう、5万円する上着を買うぐらいなら、ひとまずその5万円を、増やしてみようやないかい、というバカな思考に行きついてしまう。

それでお金がまんまと増えても、貯玉するんだけどね。そして大前提として、やっぱりギャンブルで増えたお金って、あぶく銭だからギャンブルに消えていくのだ。これはもうそういうものなのだ。なんなら追加で余計にお金を失うことも多い。そうやって破滅する人間がいるのがギャンブルであるわけだし。

とにかく僕らギャンブル依存症の人間って「とりあえず欲しいものがあるし、食べたいものもあるけど、それはひとまず財布の中のお金を増やしてから考えよう」みたいな結論に至りがち。そして数時間後には、ミイラのような状態になって発見されるのだ。

1000円の食事を我慢してでも1万円負けたい

このスレッドには、ギャンブルに依存しちゃってる“おわりの人たち”の書き込みも結構目に付く。ちょっといくつか引用させていただこう!

「パチンコは金が返ってくるかもしれんからな」
「ほんま金銭感覚おかしいよな。ワイもパチンコで負けたあとスーパーの弁当買って帰るけど、割引シールついてなかったら買わへんし」
「飯の1000円は高い。パチンコの1万円は水」
「A.パチンコに1円でも多く使いたいから」

と、こんな感じで元気いっぱいなコメントが書き込まれていた。僕もそういう傾向があるので本当になんか、書いてて居心地が悪い。こ……これは、自己批判のコラムだ。

買い物行こうと思って家を出たはずが、どうしてかパチスロをしたくなって「まあ、勝ってから買えばいいんですよ」とか考えちゃってね。そんで案の定オケラにされて店を出て「男には負けると分かっていても戦わないとならない日があるから、まあしょうがない」とか言って誤魔化して。

ギャンブル依存を電気信号でラムクリするみたいな薬とか、外科手術とか存在しないかなぁ~。負けるのはいいけど、なんか勝っても負けても時間の無駄だし、肩こりとイライラも凄いんだよなぁ~。

……明日何打とうかなぁ~!

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