TikTokをはじめ、Instagramなど複数のSNSで発信しているにちゃぴさん。2022年9月からライブ配信サービスの「Pococha（ポコチャ）」で初めてライブ配信を開始、一旦はやめたものの、2023年5月にはTikTokに場所を移して再開。半年でフォロワー2万人を獲得しました。

現在はライバー活動を生活の中心として活動しているにちゃぴさんですが、以前は会社員として勤めていたこともあったといいます。どのようなきっかけでライバー活動に専念することになったのでしょうか。

「そもそもPocochaを始めたのは、新卒で入社した会社を退職したのがきっかけでした。とはいえその時はライバー活動だけでやっていこうと考えていたわけではなく、少しして次に就職する会社が決まったので（ライブ配信は）やめていました。

今のようにライブ配信に取り組むことになったきっかけは、やはり会社員として働いている中で思うことがあって。

再就職したものの、私自身はあまり会社員に向いていないなと感じたんです。悪い意味で完璧主義が過ぎるところがあるんですね。少しのミスでも自分を責めてしまったり、それによって周りのメンバーに迷惑をかけていないかと気にしすぎてしまったり。

そこで、何か自分1人でできることはないだろうかと考えた時に、Pocochaでやっていたライブ配信のことを思い出して、もう一度やってみようかなと思ったのがきっかけでした」

視聴者とのコミュニケーションを楽しむ配信「何気ない会話から、恋愛相談まで」

配信中の様子

にちゃぴさんのTikTokアカウントでは、音楽に合わせて手振りで踊ったり、フィルター機能で男性のような風貌になったりと、バリエーション豊富なショート動画が公開されています。

動画に対しても多くの高評価をもらっていますが、にちゃぴさんの活動の中心はライブ配信です。週に5回、1回２時間程度の配信は、視聴者とのコミュニケーションを楽しむ時間。夜を中心に行われています。

「ライブ配信にはいつも50人から100人くらいの方に試聴していただいています。配信では私からみなさんに話しかけたり、いただいたコメントに返答したりしています。

たくさんの方からコメントを送っていただくので、返事を全て返すのは大変に思われるかもしれないですが、コメントをいただけることで配信を続けることができるのでとても感謝しています」

よく配信にも登場する愛犬のちびちゃん

そんなにちゃぴさんのライブ配信は人気を集め、活動を始めて半年でフォロワー数2万人を突破しました。たくさんの人に観てもらい、視聴者の心を掴むために心がけていることがあると言います。

「視聴者のみなさんに楽しい時間を提供できるようにと思って心がけているのは、一度来てくださってコメントをくれた方のアイコン画像とお名前を覚えることですね。そのとき会話したことや報告してくれたことを、次にまた来てくださったときに訪ねたりとか。「あの話はその後どうなったー？」とお話ししたりですとか。視聴者さんとの関係性を作っていけるように、と思っています」

コメントにただ返事を返すのではなく、何度も観に来てもらえるようにその後も関係性を築いていきたいという思いで取り組んでいる、と、にちゃぴさん。視聴者のなかには、恋愛の相談や身の上に起きたことの報告をされることもあると言います。

「リスナーさんとやりとりを続けている中で恋愛相談をされることが結構あるんですね。どう思う？と聞かれたりしたことに答えたりして、また別の回のときにその後の経過を報告してもらったりして。うまくいったと報告があれば、自分ごとみたいに嬉しくなっちゃいますね。

あと、リスナーさんの1人で、私がライバー活動を始めた初期から来てくれている方がいて、話をしているうちにだんだん仲良くなっていったんですね。その方の奥様が妊娠中だったんですが、配信中に出産のご報告をもらったりということがありました。これもまた、自分事のように嬉しくて。リスナーさんと、直接顔を合わせたわけではなくても、いつの間にか身近な存在になっているのは、私にとっていいことだな、って思っています」

「私が存在した証を残したい」活動の場をさらに増やしていく

視聴者とのコミュニケーションを大切に、ライバー活動に取り組んでいるにちゃぴさん。今後はさらに活動の場を増やし、可能性を広げていきたいと話します。

「ライバーとしての今後の目標は、ランキングの競争にデフォルトで関わっていけるようになることですね。今の状態だと「何月何日に頑張る」と設定しないとなかなか絡んでいけないので。基本的にランキングに関わるラインにいて、そこで競えるようになりたいなと思っています。

それから、さらに自分を表現できる場所を増やしていきたいなと思っています。今のように人の目に触れる活動をしようと思った理由のひとつに、「自分の生きた証を残したい」という思いがあります。以前会社員をしていたときに、仕事があまりにツラくて生きることをやめたくなってしまったことがあって…。家族をとても悲しませてしまったんです。そのとき、自分がここで生きていることを多くの人に観てもらい、知ってもらいたいと思いました。

今後は、ライバーだけではなくインフルエンサー活動や芸能活動にも積極的にチャレンジしていけたらなと思っています」

にちゃぴさんのさらなる活躍の場として、タイムチケットでのサービス発信を開始しました。にちゃぴさんが提供するのは、30分オンラインで直接会話ができる雑談のチケット。普段の配信では実現しにくい、１対１の長い会話が楽しめます。

「お話しすることが好きなので、つまらない時間にはさせない自信があります。ぜひ活用してもらえたら嬉しいです」

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