犬をきっかけに仲良くなった2人だが、気が付くと友人からは「犬のこととは関係ないLINEが毎日来るように」なったという。朝目覚めると、友人からのメッセージで「通知が溜まって」いるだけでなく、「日中も、夜もどうでもいい内容のLINEが一日中」来たそう。内容はこんなものだった。

「『今日どうしてる？』『何してた？』『うちはこんな感じ』そしてメインは愚痴と不満で言葉遣いがすごく汚いんです」

女性は、友人について「犬以外に共通点もなく、主婦だったというだけで趣味も何もかもが違う相手」と、一線を引くような表現をした。

「返信しないのも悪い気がしてするのですが、すればまたすぐに返って来てしまう」

と当時の葛藤を綴る。また、友人に対して不信感さえも抱いていたそう。

「忙しい忙しいと常に不満と愚痴を言ってる割にはこんなにLINEをする彼女が謎でした。その頻度といい、私にとってどうにも興味の湧かない内容やネガティブなことばかり書かれているLINEの山を、朝から読み夜まで追われることにクタクタになり、自分の生活が蝕まれていくような感覚に陥っていきました」

「携帯を見るのも嫌でしんどい」日々を送っていた女性だが、ある時ついに「ブロック」をしたという。この思い切った行動について、全く後悔していないようで、最後に清々しくこう締めくくった。

「この上無く自由になれた気がしました。2年経った今も良い決断だったと思います。強いて言うならもっと早く縁を切るべきだったと思うくらいです」