出産は、周りの環境だけでなく友人関係もガラッと変わるきっかけになる。自分ではなく友人が出産したことを機に、連絡を取らなくなったという人もいるようだ。今回は、妊娠や出産がきっかけで絶縁した人の経験談を紹介する。
30代女性(長野県/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収300万円)は、20年来の友人から
「私が不妊治療していることを知りながら『私は一発でできた』と何度も話してきた」
とデリカシーのない仕打ちをされたことを打ち明けた。(文:林加奈)
「私が出産したときには2人からはお祝いすらありませんでした」
その友人女性よりも後に結婚したが、すぐに子どもを授かったという。そこまでは、文句を言うことでもないだろう。しかし、前述のようにすぐに妊娠したことを言ってきたり、
「エコーの動画を送りつけてきたりしました」
と女性が不妊治療していることを忘れているのではないかと思うほど、友人の言動は配慮に欠けている。
「私も最初は自分の気持ちを押し殺して返信していましたが、次第につらくなり、しばらく連絡できない旨、メッセージを送りました」
と苦しさを綴る女性。その後も「ご丁寧に出産報告のメッセージをくれて、こんなにも人の気持ちを考えられない人になってしまったのかと残念でならず、そこから絶縁しています」と、当時の心境を振り返る。
また、大阪府の40代女性(医療・福祉・介護/年収100万円)は、大学時代の友人2人と「出産を機に疎遠になりました」という。その理由は
「友人たちのほうが先に出産をしたので、私は品物よりも、と思い、現金を送りましたが、私が出産したときには2人からはお祝いすらありませんでした。それ以降、年賀状のやり取りはありましたが、ここ2、3年前から年賀状のやり取りもなくなりました。この先も会う予定はないですね」
と、出産祝いをめぐってすれ違いが生じたことを明かした。
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