夫の死で落ち込んでいるときに「孫が産まれて可愛いのよ」と友人 意地でもおめでとうとは言わず絶縁
人生、生きていると色々ある。色々と噛み合わずに友人と距離を置くようになることもあるだろう。
青森県の60代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収150万円)は、絶縁のきっかけについて、「2年前に夫が癌で亡くなった時」と振り返った。のちに絶縁することとなる友人は、「火葬も通夜、葬式も来て」、女性を慰めてくれたそう。しかし、4か月後、友人からかかってきた電話は衝撃的なものだった。(文:長田コウ)
「中学時代からの親友なのに、こんな人だったのかと」
電話を取ると、友人の声の明るさに女性は違和感をもったそう。まだ、夫の死による傷が癒えない中、友人からはこんな言葉が。
「孫が産まれてさ、可愛いのよ」
この一言に、ショックを受けた女性は絶縁を決めた。
「私はまだ孫もいないし、まして夫を亡くしたばかりの私に、嬉々として言うことかと。中学時代からの親友なのに、こんな人だったのかと。意地でもおめでとうとは言わずに電話を切りました」
愛知県の50代後半の女性(営業/年収450万円)は、「言葉が浮かばないほどの悲しさで絶縁しました」と書いているが、一体何があったのだろう。それは、同期入社の2人と仲良くして25年ほど経った頃のことだった。うちの1人が癌になってしまった。
当時、女性だけ地方に住んでいたため、「元気なほうの友人の『元気だよ』の言葉」を信じて、お見舞いを先延ばしにしていた。心配をかけないように、という配慮もあったのだろうか。
ところが、友人は亡くなってしまった。生前に会うことが叶わず、しかも元気なほうの友人が「私抜きで最期過ごした」ことにとてもショックを受け、絶縁に至ったようだ。絶縁した友人の意図はわからないが、女性は危篤状態であることを素直に伝えてほしかったのだろう。
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