ご祝儀2万円を「安く済ませたい」という友人と絶縁 結婚報告したら一人だけ「ズルい」と電話をかけてきて…【後編】
同年代の同僚が次々結婚すると、面白くない人もいるだろう。だからといってご祝儀をケチるのはいかがなものか。千葉県に住む60代の女性(サービス・販売・外食/年収200万円)には、A子という会社の同期と絶縁した当時を明かす。
A子は同期の間で結婚ラッシュが起きた20代の頃、職場の仲間うちで一律2万円にしたご祝儀に対し
「そんなに出さないとダメかな?出来れば安く済ませたいんだよね~」
と愚痴るなど「性格にかなり問題のある人」だったそうだ。はっきりものを言う女性と、騙されやすいのに人を見下すA子との関係は良好とは言えず、「同期の中で二人だけがご縁のないまま40代へ突入」した。しかしあるとき、女性が結婚することになり……。(文:國伊レン)
【前編はこちら】ご祝儀2万円を「安く済ませたい」という友人と絶縁 結婚報告したら一人だけ「ズルい」と電話をかけてきて…
「A子が、素直におめでとうを言うはずがありません」
結婚した当時、夫の希望で家族だけの結婚式を行ったという女性。「双方の親戚や友人にはハガキで結婚のお知らせを出した」と明かす。A子にもハガキを出すべきか、かなり悩んだと振り返る。
「私に対して、日頃から当たりのキツイA子が、素直におめでとうを言うはずがありません。 といって彼女だけ知らせずにいたら、Aは自分だけ仲間はずれにされたとヘソを曲げるのも目に見えています」
結局「どっちを選んでもヘソを曲げるなら、知らせないという選択肢はないな…」と考え、ハガキを出すことにした。すると後日、A子から電話がかかってきて「ズルい」と、まさかの嫌味を言われたという。
「私の結婚を祝福出来ないなら、別にスルーでも良かったんですよ。 でも、わざわざ電話を掛けて来てまで嫌味を言うとは予想しておらず、咄嗟にどう返事したら良いかが分かりません」
「仕方ないので黙っていると、しばしの沈黙の後ため息まじりに、『まぁ……いいけど……じゃあ、そう言うことで…』と、精一杯?の上から目線でそれだけを言って、電話はガシャンと切れました。 その瞬間、私の心のシャッターがガラガラと降りていく音が聞こえた気がしました」
同期のよしみで付き合い続けてきたが「これ以上はもう無理!」と限界を感じた瞬間だった。今まで「A子が怪しいグループに引っかかった時も、父親を病気で亡くして落ち込んでいた時も、私は一生懸命手を差し伸べて来たつもり」だったが、今回の一件で友達でも仲間でもないと思うようになったそうだ。
「あの時『ズルい』と言われたのはとてもショックでしたが、それがきっかけで何かと面倒くさかったA子と縁が切れたのです」
女性は今後、A子に手を差し伸べるつもりはないそうだ。自分が独身の中で他人の結婚を喜べない気持ちも理解できるが、それを他人にぶつけるのはあまりに大人げない態度と言えそうだ。
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