「昔のパチンコは良かった」は懐古厨の世迷い事? 今とは何が違うのか… | キャリコネニュース
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「昔のパチンコは良かった」は懐古厨の世迷い事? 今とは何が違うのか…

画像はイメージ

最近、パチンコをしたいという欲が湧かない。直近ではお盆に、キャリコネのコラムのために“お盆はどのぐらい釘が締まっているのか”を確認するために1000円分打っただけ。その前となると、やはりキャリコネのコラムのために1000円で何回転するかって調べるために打ったのが、もう1年か2年前。あのときはたしか2000円も使っちゃったんだよね。

4年ぐらい前だと、遊タイムと言ってパチンコに実質的な天井救済機能が導入されていた時期なので、その頃はそこそこ打った。でも遊タイム以前となると、また7年ぐらいパチンコから離れてるしなぁ。

とは言え、僕は18歳の時にパチンコをして、それから足しげくホールに通うようになった身なので、ギャンブルするようになったきっかけはパチスロではなくパチンコなんだよね。
それから20年以上経過したけども、やっぱりこう、なんと言うかパチンコも時代毎に結構変遷があるもので。

人によっては今が一番ってこともあるだろうし、人によっては昔の方が良かったってこともあるだろう。(文:松本ミゾレ)

昔のパチンコと一口に言っても色々ある

先日、5ちゃんねるに「昔のパチンコは良かったって言うけどどの頃だよ?」というスレッドが立っていた。スレ主は「CR北斗無双と初代シンフォギアの頃しか知らん」と書き込んでいる。

僕はどっちも打ってないんだけど、前者は2016年、後者は2017年登場の機種とのことだった。いわゆる一世代ぐらい前のパチンコから入った人というのは、それ以前の変遷を知らないので体感ではまだ「昔はよかった」とか「悪かった」とか言えないよね。

パチンコが登場したのは1925年頃。つまり戦前とされていて、それから今に至るまでにその在り様は大きく変わってきた。

昔は庶民の娯楽だったので安価で楽しめて、景品もお菓子とか食料品ぐらいしか交換ラインナップがなかった。戦後の復興を支えた日本人にとって、パチンコは素敵な暇潰しの手段だったことだろう。これが現金と交換できる金景品の登場以降、体裁は娯楽のまま、実質的にはギャンブルの仲間入りを果たすこととなった。

それから1965年には1万件を超えるホールが全国に林立。以降はフィーバー機と呼ばれるマシンが人気を博し、1980年にはデジパチ、翌年には羽根モノの始祖が誕生して機種バリエーションが多様化していく。

1992年にはCR機。つまりプリペイドカード対応のパチンコが初登場することに。これ以降爆裂性を秘めた機種が跋扈することとなる。

僕がパチンコに触れるようになったのは2003年から。この頃には大当たり後の時短機能が認可され、単発終了後でも一定回転数は出玉を消費せずに大当たりを待つことができるようになった。これをフルスペックと呼称していたと記憶する。

たしか当時は大当たり確率は1/360とかが単発後時短搭載機種の基本だったと思うんだけど、これは現在のパチンコと比べるとやや重い数字になる。今のパチンコと比べると1回ごとの大当たり出玉が多いが連チャン率は確変ループのみだと50%だから、出玉性能はマイルド。マジでちょうど良い塩梅だった。

そこからも現在に至るまで、パチンコは変化を続けているが、大まかに言えばある程度爆裂性を重視し、お上から怒られそうになるとそれらをみなし機と呼んで、自主的に撤去。その後しばらくはマイルドな出玉性のマシンをメーカーが開発し、数年ぐらいでまた爆裂性を重視した機種が登場。そしてまた撤去。これを繰り返しているように見受けられる。

なので一口に「昔は良かった」と言っても、どの時代の何の話をしているのかについて、これほど予測がつかない業界もないのだ。

射幸性の高い機種があった時代を懐かしむパチンコファンは多い

ちょっとパチンコの歴史についての話が長くなってしまったが、前項で提示したスレッドの流れを見てみると、おおよそ爆裂性を秘めた機種があった時代を懐かしむ声が目立つ。
少し引用してみたい。

「そらマックスタイプ(筆者注:大当たり確率が重めの1/400程度だが大当たり出玉も当時としては多く、連チャン性能も高かった機種群)全盛期の頃やろ」
「一発台(筆者注:大当たり入賞口に玉が入れば、規定の出玉数に達するまで玉が出続けるゲーム性の機種群。射幸性が高く、1985年に一度規制が入った)」
「パチ屋で首吊ったアホがいる時代だよ」
「何発か出たら台打ち止めみたいのあったけど今より全然稼げた。今の台は五月蝿いし演出長すぎて打つのやめた。多分30年以上前だと思う」

と、このように、スレッドに年寄りが多いのか結構古い話が転がっている。

パチ屋で首吊った人がいた時代というと、サラ金の総量規制施行直前のパチもスロもヤバい爆裂機種が人気だった時代。99年から00年代前半頃、そういった話は全国的に出るようになった。

実際に僕も、2004年か2005年に近所で自殺者が出たホールを知っている。今ではそうそうないことだけど、昔はこういう人って結構いたから……。

では現在はどうかって話なんだけど、今のパチンコは一度上位のRUSHに突入させれば、昔よりも高い継続率で出玉を獲得できるようになっている。ただし昔は大当たりして確変を射止めて、その連チャンをいわゆるRUSHと呼んでいたものだが、今ではまず大当たりさせ、確変を射止めて突入するのが下位RUSH。

その下位RUSHの継続率は66%とか70%とか、その辺の心もとないものでしかなく、下位で運よく連チャンさせた大当たりの10%ぐらいで上位RUSHに突入という流れの台が目立っている。

こういうのをラッキートリガー搭載機種と呼ぶ。何がラッキートリガーだよ。昔は初当たりの半分ぐらいで確変に突入して、それをラッキーだと思っていられたのに。

説明するだけで「そんなん引けるか」ってなっちゃうぐらいしんどそうなルートなので僕は絶対打たないけど、射幸性があまりに高いので、目の色変えて打つ人は多い。

もっとも、射幸性が高い機種が人気になったとしても、どうせ数年でお上から怒られるようになってまた撤去するんだろうけどね。パチンコ業界は永遠に同じことを、徐々にユーザーを減らしながら繰り返しているだけなのだ。

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