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AIボットの「ママ」が悩み相談 洋服の青山が「スナック よしこ」をネット上に開店 

ボットを起動すると「いろいろな悩みを入力してみて」とメッセージが来た。

AIチャットボットで悩み相談するゆる~いサービス「スナック よしこ」の運営を「洋服の青山」の青山商事がこのほど開始した。同社では、以前からオンラインストア上でチャットサービスを提供しているそうだ。

サイトにアクセスしてみると、昭和っぽいレトロな曲をバックグラウンドに、おっさんとママ?たちが会話しているような声が聞こえてくる。

サイト上の説明によると、スナックママの名前は「よしこ(第一形態)」というらしい。「日本一のスナック街のママたちの聞き上手技術を分析した、新社会人や若手社員のお悩み相談チャットボット(原文ママ)」という記述もある。リリースによると、青山商事が50時間かけて収録した、「ママたちの聞き上手さや悩みに対するアドバイス」を、チャットボットを開発した株式会社空色が解析・ビッグデータ化したという。

「よしこに相談」ボタンを押して、ボットを起動すると「いろいろな悩みを入力してみて」とメッセージが来た。

そこで、「仕事がこなせるか自信がない」と入力してみると、よしこママからは「いつ連絡がくるかわからないのは辛いわね…(以下略)」という回答が。噛み合っていない。この言い方だと曖昧すぎてダメだったようだ。次に「人手が足りない」にトライしてみたが、「あら、ごめんなさいね。その悩みについてはママも不勉強で答えられないわ。。。」とのことだった。残念。

実際に相談してみると予想以上の回答が…

そこで今度は、悩みを選択肢から選んでいくという方法にトライした。これなら返事があるはずだ。ボタンをポチポチおして、「取引先に自分の意見が言えない」というのを選んでみた。

すると一瞬で

「あなたの性格によりけりだけど、私なんかは様子見るタイプ。なかなか自分の意見を言うのって勇気がいることよね。例えばミーティング中のいろんな世代の人たちがいる中だと躊躇するし、聞かれてることに対して的外れになっちゃうんじゃないかな、とか恐怖感がある。言えないからだめだってわけじゃない。その時に言わなかったけど機会があったら今度言おうかなってさらっと流せばいい。あなた自身が経験を積めば自分の気持ちを処理できるようになる。そんな時はあのミーティングでこう思いましたっていうのをメモっておけば、いつか言う機会があるかもしれない。言葉に出せなかった部分は全部書いとけば良い。それは新入社員のときはとても大事よ。そういうことをする人って上司になった時に良い上司になれる。だって何年後かに部下を持った時に気持をわかってあげれるから。あなたにはそんな上司を目指してほしいな。ママはあなたのことを応援しているから、辛くなったらまたいつでもここにおいで。」

という返信が。

やばい。圧が半端ない。けっこうな分量のテキストがドサッと返ってくるので、そう感じてしまうのかもしれない。回答が噛み合わないのは残念だが、ちゃんとした回答を畳み掛けられてもそれはそれでしんどい。

ちなみに、よしこママは「今後みなさんの悩みを聞きながら成長していきます」とのこと。しばらくしてから、またアクセスしてみたら面白いのかもしれない。

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