高級クラブで豪遊、やたら羽振りが良かった友人、実は「会社の金を数千万円横領」 ある日、「あいつの行方を知らないか?」と電話がかかってきて……
やたら気前よく奢ってくれる友人が、会社の金を横領していたという衝撃エピソードが寄せられた。埼玉県の40代男性(専門職/年収600万円)は15年ほど前、地元が同じで「友人の友人として知り合った」人物がいた。当初の印象をこう語る。
「当時知り合ったばかりでもやたらと羽振りが良くて、飲みとか飯なんかもガンガン奢ってくれるし、聞くと、とあるホテル経営をしている会社の社長秘書をやってるとの事で、ものすごく羽振りが良かったんですよ」
この友人は競馬好きで、一緒に競馬場に行ったときには「1レースに何点かに分けて数十万賭けるような富豪っぷり」だったそう。「社長秘書ってそんなに儲かるんだなーって思ってました」と回想する男性。奢ってくれる友人を素直に信じてしまうのも無理はないが……。(文:篠原みつき)
「高級クラブで女の子たくさん呼んでフルーツ盛りやらシャンパンやら」
この友人の豪遊話はまだ終わらない。
「別の日には都内の高級クラブで女の子たくさん呼んでフルーツ盛りやらシャンパンやら入れまくって夜中まで飲んで、その後は経営してるホテルの空いてる部屋に無料で泊まってって良いよっていう流れもありました。おまけにホテルから私の自宅までハイヤーを手配しといたからそれに乗って翌朝帰ってねっていう事までありました」
まるで経営者のようなやりたい放題だが、「言われた通り翌朝言われた場所に行くとタクシーじゃなくハイヤーが停まっており自宅まで丁重に送り届けてもらいました」と驚きの好待遇を受けていた。ここまでは、いい友人を持ったと思ったかもしれない。
「その場でその友人の携帯を着信拒否にして絶縁してやりました」
そんなある日、男性の携帯に一本の電話がかかって来た。高級クラブで一緒に飲んだ、ホテルの社員からだった。相手は
「あいつの行方を知らないか?」
と聞いてきた。あいつとは、もちろん豪遊する社長秘書だ。社長秘書なのに「あいつ」呼ばわりはおかしいと思い、事情を聞くと
「(秘書が)会社の金を横領してた事が発覚して総出で行方を探してるとの事……。あの羽振りの良さはやっぱり横領した資金だったらしく会社の金を数千万単位で横領してたと……。その場でその友人の携帯を着信拒否にして絶縁してやりました」
横領はつまり犯罪だ。これ以上関わりを持ちたくなかった気持ちもわかる。知らなかったとは言え自分も横領されたお金で遊んでしまったわけで、後味が悪かったことだろう。その後、風の噂でこんな話を聞いたそうだ。
「そいつの親が地方銀行のお偉いさんらしく、そのコネで何の実力もないあいつが社長秘書なんてやれてたとの事。親が全額弁済して済ませたらしいです。その後、そいつがどうなったかは連絡を絶ったから知りません」
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