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2016年上半期の「転職市場」を大予測! 人事職は年度末の季節要因を含めた需要が高まる

転職情報サービスのdodaが、2016年上半期の「転職市場予測」を発表した。求人数が緩やかに増加し、転職希望者にとって有利な「売り手市場」が継続。年度末繁忙期の増員や、4月期初の入社をねらった求人が増える1~3月に、市場が活発になるという。

また、新卒採用に苦戦した企業が「第二新卒」の中途採用に切り替えているケースもあるため、若手のニーズが例年以上に目立つとともに、キャリアの豊富なベテラン層も「転職成功のチャンスが広がりそう」とのことだ。

キャリアの付加価値となるスキルは「マーケティング」と「ウェブ」

売り手市場が続く模様だ(出典:doda)

売り手市場が続く模様だ(出典:doda)

特に求人数の増加が見込まれるのは「人事・経理・法務」の分野。中でも人事職は大幅に増加。さまざまな経営課題に専門性で取り組む人材が求められ、新規事業や海外展開、M&A、IPOなどに合わせた新たな仕組み作りや組織統合のような、プロジェクト関連の求人ニーズも多いとのことだ。

年度末業務がかさむ企業では、給与計算・労務管理の増員や欠員補充の求人が期待でき、4月の新卒受け入れや次年度の新卒採用・中途採用の計画に即して、採用担当者やそのアシスタントの増員などもあり、時期要因による求人ニーズも底堅くある。

業種別では「IT・通信」「電気・機械」「化学・食品・化粧品」「金融」、職種別では「営業」「企画・マーケティング」「クリエイティブ」といった分野で、求人がゆるやかな増加になると予測されている。

キャリアの付加価値になるスキルには、「マーケティング」と「ウェブ」があげられている。企業は引き続きIT投資に積極的で、商材や社内システムをウェブ化したり、マーケティングの観点でデータを読み解いて商材の企画・開発、製造、営業に落とし込めたりする人材が必要とされているそうだ。

ただし、これらのスキルは将来的に求められるもので「1~6月の間には求人の必須条件になることはまだない」とのこと。とはいえ付加価値になることには変わりなく「業界や職種を問わず、中長期的なキャリアを考える機会があれば今のうちから知見を貯めておくこと」を勧めている。

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