店員の対応一つでその店のイメージが変わってしまうこともある。投稿を寄せたのは東京都の40代女性。十数年前、夫が結婚式で着る二次会用のスーツを買いに、「某ブランドショップ」を訪れた。
着替える夫を待っていたところ、「ショップの若い店員」が突然、話しかけてきた。そのとき事件は起こった。(文:湊真智人)
「『デキ婚ですか?』といきなり聞かれました」
一体どんな言い訳?「僕がつい最近デキ婚したんで同じかと……」
女性は驚きながらも、きっぱりと否定した。
「『いえ? 全然違いますけど? 私、妊娠しているように見えますか?』と思わずイラッとした声で返事してしまいました」
下世話な質問に怒りを覚えるのも当然だ。そもそも客に聞くべきことではない。さらに、店員の謎めいた弁明が続いた。
「店員さんは、『すみません、僕がつい最近デキ婚したんで同じかと思ったんです。失礼しました』と謝りつつも言い訳を半笑いでしてきました」
とっさに思いついたのかもしれないが、あまりにも苦しすぎる言い訳だ。しかも半笑いとは、反省の色も感じられない。怒りがこみ上げた女性は、当時の心境をこう書いている。
「あんたがデキ婚したからって一緒にするなよ 何ヘラヘラしてるんだ!!」
試着室から出てきた夫に一連の出来事を伝えた。すると夫も怒った様子で「これいりません」とスーツを店員に押し返し、二人ですぐに退店した。夫の毅然とした対応に、女性の気持ちも少しは晴れただろうか。
それからその店にはしばらく行かなかったという女性。この「デキ婚騒動」から一年半後、別の用事で通りかかったところ、全く別のショップに変わっていたようだ。
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