「同一労働同一賃金」はどう実現する? 非正規労働者の賃金を上げるのか、それとも正社員を下げるのか

安倍晋三首相は1月22日の施政方針演説で、「同一労働同一賃金」の実現に言及した。これを受けて厚労省は29日に「正社員転換・待遇改善実現プラン」を公開し、不本意非正規労働者の削減などとともに、この方針を盛り込んでいる。

厚労省のプランには「雇用形態が異なっていても同じ職務・職責において適正な待遇を確保する」とうたわれ、「均等・均衡待遇や差別禁止」の指導、周知・啓発を図るとされているが、具体的な達成ビジョンが示されていない。1月31日放送のNHK「日曜討論」でも、各党の幹部からこの方針への疑問が相次ぐ場面が見られた。

民主党は「均等待遇」、自民党は「均衡待遇」にこだわり