民進党が有権者から全く期待されていない件 結党大会からガッカリの連続、参院選はどうなる | キャリコネニュース
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民進党が有権者から全く期待されていない件 結党大会からガッカリの連続、参院選はどうなる

2009年に劇的な政権交代を成し遂げておきながら、その原動力であった当時のマニフェストを達成する前に、2012年に自民党に再び政権を奪回された民主党。近年は支持率も低迷し、自民党議員のスキャンダルばかり問題視して追及するわ、まあ支持率低下も納得できる惨状だった。

僕は自民党を支持しているわけではない。それでも民主党と比較すると、まだ自民党の方が心象は良かった。なので民主党が維新の党やその他派閥の一部議員らとともに、3月27日に結党した民進党にも、あまり期待はしていない。(文:松本ミゾレ)

民進党に「期待しない」が6割、厳しいスタートが浮き彫りに

世論調査の結果は厳しく…

世論調査の結果は厳しく…

日本テレビ系列のニュースが、27日の夜から報じている世論調査結果によると、民進党に「期待する」と答えた人は、26.6%。結党したばかりでこの数字。少々厳しい感じだけど、これも民進党への世論の現段階での正当な評価ということだろう。

これに対し、「期待しない」という意見は59.7%だ。そもそも発足前から、名前を変えただけの再出発とも揶揄されている。一部議員は、民主党という名前を変えるべきではないという声を挙げていたようだが、僕もその意見に賛成だった。

実態云々よりも、名前を変えちゃうと、国民の中には絶対に「名前を変えればいいと思ってるのか!」という声が出てくる。それよりは政党名の候補だった「立憲民主党」は非常に潔くて好きだったなぁ。

「世紀の合流劇」みたいに言われても全然盛り上がらない理由

民進党はその名のとおり、国民と、共に進む政党を掲げている。しかし、国民からすると、正直名前を変えて再出発する必要が、どれだけあったのか疑問を感じている人だっているはず。

そもそも、維新とも合流したと言ったって、その維新の重鎮である松野頼久議員は、2009年に鳩山内閣の官房副長官だったし、2012年になって維新の会結成に貢献し、そのために民主党から除名処分を受けている。

元々民主議員だった人物が、維新の結成に深く関与して除名され、数年後に民主と合流して民進党結成に深く貢献した。世紀の合流劇みたいな報じ方をされても、こっちとしては「ああ、そうなんだ」としか思いようがない。これで興奮してくれと言う方が無理筋だ。

岡田代表ですら新党名を言えずに失笑をかう始末……

結党大会での様子は、テレビ、ラジオ、それからネットなどでも盛んに報じられている。 ネットニュースでは、「国歌斉唱がなかった!」と大事のように書いているものもあるけど、僕はそんなことよりも、岡田克也代表の演説が気になって仕方がなかった。

「政権交代へのラストチャンス」と熱弁し、「夏の参議院選挙で政治の流れを変える」と言い切る岡田代表の目は真剣そのものだ。

しかし、肝心の政党名については頓着がないのか、「しん…新党…民進党」と言い間違いがことさら目立った。そしてその後、壇上にいながらにして苦笑し、集まった議員からも笑い声。自分はまたも「やっぱり民主党という名前は残しておけばよかったのに」と思ってしまった。

色々と状況が整わず、国民すらも上手く受け入れる暇がないまま発足した民進党。しかし今、自民党の支持率も、決して高くはない。掲げる目標や政策次第では、民進党が大躍進することもあるかも知れない。

野党最大勢力としては、今後は枠組みだけして満足するのではなく、地道に夏に向けての認知度の向上と、安倍政権への野党共闘による対立軸としての立場を確立してもらいたい。

あわせてよみたい:甘利議員が「睡眠障害」療養 「休むな」と批判する人は社畜か

 

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