犯罪者じゃないのに…友人の彼氏につけられたあだ名は「前科イッパン」 長年の友情を断ち切った女性【後編】 | キャリコネニュース
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犯罪者じゃないのに…友人の彼氏につけられたあだ名は「前科イッパン」 長年の友情を断ち切った女性【後編】

画像はイメージ

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数年前、幼馴染のような友人Aとその恋人に振り回され、彼氏と破局した女性(50代)。元彼はAの恋人の部下で、恋愛相談をすれば彼に筒抜け。破局の原因はその友人カップルから別れを促されたことだった。女性は

「最初からこの2人のおもちゃになっていた」

と振り返る。友人Aだけでなく、その恋人の存在も女性を苦しめていたのだ。

女性はAの恋人について「ドラえもんに出てくるジャイアンみたいな性格」だと表現する。自身の浮気を隠すため、周囲に嘘を強要するような人物だったという。あるとき、その彼氏に女性はとんでもないあだ名を付けられてしまう。(文:西荻西子)

「それ自体が言ったらまずかったみたいです。そんなん知らん……」

あるとき、女性は何気なく「ご飯を食べに行っていたら、偶然Aの彼氏が家族で来ていた」という情報をAに伝えた。それが彼の逆鱗に触れたようだ。

「どうも言ってはまずかったことを友達Aに言ったみたいで、つけられたあだ名が『前科イッパン』。それ自体が言ったらまずかったみたいです。そんなん知らん……」

実際の犯罪歴とは全く関係ない、単なる言いがかりだ。

また女性が彼氏と別れる際、Aの恋人に「迷惑をかけた」と謝罪の電話をしたという。彼は、「一度2人で話そう」と言ってくれたが、その日が来ることはなかった。

「結局自分たちが幸せならそれでいいんやんって思った時、いろんな点と点が線でつながりました」

女性は彼らによって破局したが、「それを何とも思ってないのが許せなかった」と未だに憤りを抑えきれない様子だ。

一度だけ来た「的はずれなLINE」

そんな状況を一変させたのが、皮肉にもコロナ禍だった。人と会えない日々が、友人Aとの関係を見つめ直す時間を与えてくれたのだ。

「家族と職場の人以外だれにも会いたくなかったので、緊急事態宣言がとてもありがたかったです」

一度だけ友人から「的はずれなLINEが来た」が、読まずにいると半日後には送信を取り消されていたという。しかし、Aは周囲には「私と連絡が取れない」と話していたそうだ。女性は

「ブロックも着信拒否もしていないのに。そんなに自分のプライドが大事なの?」

と呆れている。その後、連絡は途絶えた絶縁となった。

4人グループで40年以上の付き合いがあるため、いまだにAの情報は入ってくる。コロナが明けても4人で会うことは無くなったが、Aが焦る様子は感じられないという。

「もし私が逆の立場だったら、私何かしたんだろうかとか必死に考えて、みんなに会えないのがどうしてなのか、不安でたまらなくなると思う…それくらい大事だったから」

しかし、女性に後悔はないようだ。A以外の2人の友人とは、最近3人で会うこともできたという。

「もうそれでじゅうぶんです。会いたいと思う人にちゃんと会えるので。しんどい縁はいらないです」

と清々したように投稿を結んだ。

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