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公私混同が激しい職場は、従業員にとって百害あって一利なしだ。トップの身内が権力を握り、理不尽な振る舞いがまかり通るようでは、誰もついていけない。
投稿を寄せた20代女性(クリエイティブ職)は、以前勤務していた職場での壮絶な体験を明かした。(文:湊真智人)
社長の威を借る妻「給料カットにヒステリー」
その会社は社長と副社長の関係が特殊だった。というのも、社長が内縁の妻を副社長に据え、その副社長が「実権を握っていた」と女性は振り返る。
社長ですら統制が効かない副社長。しかもその人間性には大いに問題があった。
「何かミスをすると人のせいにして不当に給料をカットしたり、『あなたのミスでしょ』と指摘されるとヒステリーを起こして怒鳴り散らすような人でした」
さらに仕事の出来は悪く、女性は「上に立つべき人柄ではない」と断言している。しかし社長はこうした横暴を黙認し、「何が起きようとも副社長のポジションから外すことはしなかった」ということだ。
長年の功労者の退職に「嫌気が差した」
そんなある日、決定的な事件が起きる。ターゲットになったのは、ベテラン男性社員のAさんだった。
「全く関係ない業務のことで言いがかりをつけられ、『こいつのせいでこんなことになった』『お前みたいなやつは家庭でもだらしないダメな父親だろうな』と、社員の前で暴言を浴びせられた」
業務上の叱責にとどまらない完全な人格否定であり、家族まで侮辱する許しがたい暴言だ。皆の前で屈辱的な言葉を投げつけられたAさんは、心に深い傷を負った。
「それがきっかけでAさんはメンタルを壊してしまい、間もなく退職しました」
長年会社を支えてきた功労者でさえ、理不尽な暴言によって追い詰められ、立場を失う。その様子を目の当たりにした女性はとうとう会社への愛想が尽きたようだ。
「誰よりも会社に貢献してきたAさんを大切にしない副社長も、そんな副社長を放置する社長にも嫌気が差し、私も少ししてから会社を辞めました」
どれだけ理不尽なことがあっても、トップが身内をかばい続けるような組織に自浄作用は期待できない。早々に見切りをつけたのは賢明な判断だろう。
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