
画像はイメージ
有給休暇の付与日数は、労働基準法で決まっている。しかし、管理職という立場でありながら、部下に独自のルールを押し付けるケースも少なくないようだ。
東京都の60代男性は、職場で有休に関して信じがたい通告を受けた、と投稿を寄せた。事務責任者は男性を含む数人の職員に対し、「与えられる年次有給休暇の日数は3日間」と告げたという。明らかに日数が少ないと感じた男性は、当然の如く反論した。
「私は3日ではないことをその事務方また同席の上司へ伝えました」
すると、上司からは耳を疑うような言葉が返ってきた。(文:天音琴葉)
押し問答に「意味がない無駄な話をしても良いのですか?」
有休を3日しか付与しない理由について、上司は「任務は単なる当直だから」と答えたそうだ。
男性は独自のルールで有休を勝手に制限しようとする上司に愕然とするも、労基法で定められている付与日数は3日ではないことを改めて伝えた。
言うまでもなく、有休の付与日数は職種によって左右されるものではない。フルタイム労働者は勤続年数に応じた日数、パートタイム労働者は週の労働日数に応じた日数になる。
男性はその点を毅然と指摘し続け、事務方や上司と数回にわたり押し問答を繰り返したという。
「このような意味がない無駄な話をしても良いのですか?と伝えました」
結局、事務方も上司も、労基法に基づく付与日数を正しく調べておらず、単純に思い込みで間違えていたことが判明したようだ。権利である有休を奪おうとした上司に対し、男性の評価は手厳しい。
「事務方、殊にこの上司(管理職)は管理職に就く前提の素養もない事になります」
部下を管理する立場であれば、労基法の把握は最低限の義務だろう。男性は今回の出来事で「この上司はダメだ」と確信した、と投稿を結んだ。
※キャリコネニュースでは「『この上司はダメだ』と思った瞬間」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/TRBML597
市役所のクレーマー「お前、高卒か?」 → 高学歴男性が「院卒です」と答えた結果【実録マンガ】
「あなたの日本語おかしいわね、日本人?」と電話口でクレーム → 「ご予約いただかなくて結構です」とお断りした男性【実録マンガ】


