整形繰り返すヴァニラが批判に反論 「外見でなく中身を見て」「モテたくて整形しているわけじゃない」
ここ数年で、美容整形のイメージがずいぶんと変わってきている。カミングアウトする芸能人たちの影響か、抵抗感が少なくなっているようだ。
6月20日放送の「バイキング」(フジテレビ系)では、若い世代の整形に対する意識を調査。10代、20代女性の92%が「整形はアリ」と考えていることが分かった。自分が整形することについても、「したい」「条件がそろえばしたい」という積極的な姿勢の女性が約半数の48%を占めたという。(文:みゆくらけん)
男性陣は肯定しつつ「彼女が整形だったら別れる」
彼女たちが整形を肯定する理由はこうだ。
「キレイになりたいと努力するとか、そのためにお金貯めるのはいい努力」
「ダメな意味がわからない。みんな偏見持ち過ぎ。整形は誰にも迷惑かけていない」
いまや整形肯定派が圧倒的多数なのは理解できるが、「自分も受けたい」という人が半数もいるとは。美容院でカラーリングする感覚に近いものを感じる。
同年代男性の意見も「可愛くなるならアリ」「それで人生がよくなるならいい」と、整形を肯定する意見が目立った。しかし自分の彼女となると話は別で、「彼女には素でいてほしい」「付き合った彼女が整形だったら別れる」という声があった。
スタジオの坂上忍も「彼女だったらイヤ」という男性の気持ちが理解できるという。
「僕は男なので『この子キレイだなぁ』と思ってお付き合いして、『実は整形なんです』って言われたら、騙された気になっちゃう」
コレ、男性の正直な気持ちだろう。しかし、そんな坂上に「全身整形サイボーグ」などと呼ばれるゲストのヴァニラが反論した。フランス人形になることを目標に整形を繰り返す彼女は、「外見ではなく中身を見て欲しい」と主張する。
「私は自分のコンプレックスを治したいだけ」
現時点で3600万円もかけて全身整形しまくっているヴァニラに「中身を~」と訴えられても説得力がないが、彼女はこう続ける。
「別に男の人にモテたくて整形しているわけじゃないんですよ。私は自分のコンプレックスを治したいだけ」
つまりヴァニラの場合、整形はあくまで「自分のため」であり、他人の評価は関係ないという。いや、正確にいうと、本人の自覚の有無はさておき、最初はやはり「愛されたい」という気持ちから整形しはじめたのだと思う。ところが繰り返すうち、他人の評価より自己認識や自己評価が重要になってきたのだろう。
コンプレックスを「整形」というカタチで解消しようとするのは、いかがなものかという声もある。IKKOはこう意見した。
「整形は個人の問題だからそれで幸せになるならいいけど、自らメスを入れていいのかな、というのが私たちの世代にはある。傷つけちゃうことになるから」
ブラマヨ吉田「誰にも似てない子どもは可哀想」
IKKOに続き、ブラックマヨネーズの吉田敬も「お子さんをいつか産んで、その子が母親似やった場合、お母さんがそんなに整形してると誰にも似てない子どもになる。それは可哀想。子どもは納得してくれるかな?」と発言していた。
吉田からすればブサイクであろうが美人であろうが、親から引き継いだ「似ている顔」というのは愛や絆を感じるものなのだろう。しかし若い女性の半数が「整形したい」と考えている今、「親からもらった顔や体に傷は…」というのは古い考えなのだろうか?
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