意味不明なメールを送ってくる人ってどうにかならないの? せめて送信前に確認を
取引先とのやり取りにメールを使っているという方は大勢いるはずだ。今回はちょっと、「仕事に関するメールのやり取りあるある」の話をしてみたい。
先日、造形作家、三木崇行氏のブログの7月7日のエントリー「解読不能なメールが届くと時間が無駄になってしまうのでつらい」がネット上に話題になっていた。(文:松本ミゾレ)
「例の件、決まりましたのでお任せします」だとよくわからない
内容としては、先日、仕事に関するメールをもらったが、その内容が非常にわかりにくくて困った、というものだ。
「『察してください』みたいな感じで、無駄に想像力を働かせないと理解できないような文面でした。なんとなくはわかるんだけど、100%の確信が持てないようなメールの文章の書き方なんですよ。そういうメールが、仕事とか、金品のやり取り関係等の、間違えが許されないような場面で来てしまうと、ものすごく不安な気持ちになります」
これ。もう本当に「あるある!」と言いたくなるほど、僕もよく経験している。お金についての行き違いなんか、絶対にあってはならない。こういうメールを受け取ると、本当に困ってしまう。
さらに三木氏は、これまでにもらった、わかりにくいメールの例をブログで再現している。
「お世話になってます。〇〇です。明日の打ち合わせの件ですが、お昼ごろに新宿でお願いします。 それと、例の件、決まりましたのでお任せします。 よろしくお願いいたします」
本当に、ありえない話だけど、こういうメールを送っている人って、実在するのだ。
何が嫌かって、まず内容が不明瞭なのと、受け取った側としてはちんぷんかんぷんなので、それとなく返信なり電話なりで、相手の意図を確認しなければならないところにある。
肝心の原稿料について言及しない依頼メールに憤慨!
要は、メールを送ってきた相手が、伝えたいことを伝える技術がないために、こっちがしなくていい確認をする手間を強いられるわけだ。毎度毎度、こういうメールが届くたびに、時間を割いて意図を確認しなければならないのである。
かくいう僕も、ついこの間、こういう意味不明なメールに頭が痛くなったことがある。特定されても構わないので詳細に書くが、新しく担当になった某社の編集さんが、メールに余計な情報ばかり入れて、肝心要の報酬について一切触れていなかった。
「報酬額について書いてないのでお受けしかねます」と返信をすると、すぐに「報酬は出来高で」という答えが返ってきた。
ここで僕は怒りの電話突撃である。「どうでもいい情報ばっかり入れて肝心の金については即答できないってどういうことだ!」と、大体このような言葉を浴びせた。仕事で繋がっているだけの顔も知らない関係なのに、原稿料をぼかされたらこっちとしては気分も悪くなる。
意味不明なメールは、相手の気分を害する上に、そもそもやり取りをムダに増やすだけだ。
こういうメールを送らないためにも、「送信」をクリックする前に、一度内容を確認して、独りよがりな文章になっていないかを確認することは大事なことだろう。この確認作業に慣れてしまえば、意味不明なメールなんてそうそう送ることにはならないはずだ。
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