コントかよ!客が置き引き被害に遭った数時間後、同じ商品を持った男が「返品して」と要求→絶好のチャンスがバイトの「置き引きってなんですか!」で台無しに

画像はイメージ(AIで作成)
店舗で万引き犯やクレーマーに遭遇することはあっても、置き引き犯が自ら店に戻ってくるケースは珍しいだろう。投稿を寄せた関東在住の40代男性は、店長を務めるショッピングモール内の店舗で遭遇した「置き引き事件」の一部始終を明かしてくれた。
ある日、「お客様がギフト品を購入し、ラッピングして当店の袋に入れ渡した」という男性。ところが、その数時間後。
「再び同じお客様が来店、ベンチに置いて飲み物を買っていたら置き引きに遭ったと……」
その客は警備に報告を済ませ、同じギフトを買い直して帰っていったという。(文:篠原みつき)
一人の男が例の“ギフト”を持ってきて「返金で!」と要求
「ショッピングモール内での被害なので、申し訳ない思いでした」と沈んだ気持ちでいたところ、暫くすると一人の男性が入店してきた。
「これさ、家族に頼んだんだけど間違えて買っちゃって」「返品して」
と差し出したものは、なんと先ほど置き引きに遭った客のギフトと剥がされた包装紙だった。
その場に居た従業員たちは一瞬で気が付き、目を合わせ緊張が走った。男性はとっさに
「あ、そうなんですか、では商品の確認と返金作業をさせていただきます」
と返答。そして、テーブルの内側で「警備に電話、置き引き犯が来ている至急」とメモを書き、側にいたアルバイトスタッフに渡して裏で確認してくるよう指示した。そのスタッフは「5年いるけど見習いのベテランバイト」だったという。
時間を稼ぐため、男性は相手とこんな会話を続けた。
「他の商品と交換もできますけど……」
「返金で!」
「レシートをお願いします」
「受け取ってない!」
「クレジットカード使用なのでカードを……」
「家族が持ってる!」
「連絡できますか?」
「さっき旅行に出かけた!」
「置き引きってなんですか!!」→逃げ出す犯人
緊迫したやり取りが続く中、裏からベテランバイトが出てきた。そして、大きな声で信じられない言葉を発したのだ。
「あのーすみません 警備って何番ですか!! 置き引きってなんですか!!」
これには男性も「えっえっーーーー!!!」と内心仰天。従業員一同がギョッとした時には
「置き引き犯は商品を掴み逃げ出していた」
という。「こいつ本気か!コントじゃないんだから」と男性は呆れ返るも、時すでに遅かった。
その後、警備に犯人の服装や特徴を報告して店に戻ると、従業員たちから一斉に批判を浴びたという。
「この件は店長の責任ですよ、明らかな判断ミスですよ!」
「なんで、ベテランバイトさんにメモを渡したんですか。その場で起こっている事を理解して行動できると思ったんですか?」
「同じ事を3回説明しても、忘れた、間違えた、嘘でごまかす人ですよ。今だって、何が起こったのかわかってないんですから!!!」
男性は「置き引き犯やベテランバイトではなく、私が一番責め立てられた事件でした」と苦い記憶を振り返った。とっさの判断とはいえ、頼る相手を見極めることも重要な危機管理と言えそうだ。
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