有休取得を申請したら「休んでまで何するの?」 理由を聞いてくる上司は一体なんなのか
会社に有給休暇の申請をしたとき、上司から休む理由を聞かれた経験はないだろうか。2ちゃんねるに8月6日に立ち上がった「ワイ『有休使います』上司『ええけど休んでまでなにするんや?』←これ」というスレッドでは、スレ主がこう書き込んでいる。
「聞くなや 別になにもせんけど休みたいですなんて言えんやんけ…」
そもそも有休を使うのに理由を伝える必要はあるのだろうか。
「今の管理職のオッサンって若い頃娯楽が無くて働くしか無かったんやろな」
スレッドの書き込みを読んでいくと、「別に文句は言われないけどどっか旅行行くんか?とか聞かれはするな」など、有休取得の理由を聞かれる人はいる。どんな理由を伝えて休んでいるのだろうか。
「有給なんて私事ですって言っとけば大抵取れるわ」
「俺んとこは理由は書くけど、普通に飲み会のため、旅行のため、イベントのためとかそんなんで通るな」
など、特別な理由は伝えていない。筆者(編集部S)が過去に勤務した会社でも、有給取得理由は「私事」でOKだった。
2ちゃんるには、「今の管理職のオッサンって若い頃娯楽が無くて働くしか無かったんやろな 今の人間は娯楽が有り余ってるんやから一緒にせんといてほしいわ」という声もあった。休まずに働き続けることが当たり前だった世代からすると、なんで休むのか気になってしまうのだろうか。
ただ、有休は働く人の権利であり、休む理由を伝える必要はない。厚生労働省の「有給休暇ハンドブック」でも「(有休は)労働者が請求する時季に与えることとされる」となっており、企業は「時季変更権」を使う場合を除き、労働者の有休申請を拒むことはできない。
一方で「ただの世間話みたいなもんじゃね?」という見方も
書き込みの中にも、「なんで有給申請に理由欄あるんだ? 消しといていいよ」と、上司命令で有休申請の理由欄を削除させた会社もあり、スレッド内では賞賛の声が出ていた。実際、休む理由によって休暇を与えるかどうかを判断するのは違法なので、理由欄は意味がないものだろう。
一方で、スレ主は気にし過ぎだというコメントもあった。
「これ(有休取得理由を聞くこと)はただの世間話みたいなもんじゃね?有給取る側も過敏になってる様にみえるわ。ちょっと休養しますと言って断られたら問題だがそうでないならただの話のとっかかりだろ」
有休取得の理由を聞くのは上司のコミュニケーションのひとつと捉えて、堂々と休みたいものである。
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