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「喫煙者への締め付けがあまりにも厳しくないか?」という投稿に寄せられた反応

画像はイメージ

喫煙者の姿を見かける機会がどんどん減っている。厚労省の国民健康・栄養調査(2019年)によると、喫煙率は全体で16.7%。男性が27.1%で、女性に至ってはたった7.6%だった。

この調査は新型コロナウイルス感染症の蔓延以降しばらく実施されていないが、コロナ禍で生活を見つめ直す機会が増えた昨今では、さらに喫煙率も減っていると推測できる。

また、2020年に改正健康増進法が施行されてからは、飲食店などでもほとんどの原則喫煙禁止となった。今、喫煙者は非常に窮屈な思いをしているだろう。(文:松本ミゾレ)

「公園のベンチとかで吸ってるだけで、にらんでくる人がいたり」

先日、5ちゃんねるに「最近、喫煙者への締め付けが、あまりにも、厳しくないか?」というスレッドが立っていた。スレ主は喫煙者で、本文においてこう主張している。

「正直、静かに、公園のベンチとかで吸ってるだけで、にらんでくる人がいたりコンビニ前の喫煙所でも、灰皿がなくなったり。規制規制で、日本から、どんどん自由が、なくなる」

特徴的な句読点の使い方をする人である。たしかに今は喫煙可能なスポットが限られているので、喫煙者にとってもしんどい部分はあるんだろう。

でも、言わせてもらうと「今のご時世で喫煙可能な公園ってどの程度あるんだよ」って感じがしてしまう。大抵の公園では灰皿が撤去されてしまった。未だに喫煙可能な公園があったとして、そこって自治体からも忘れ去られてるような空間なんじゃないだろうか。

コンビニの入り口でも喫煙不可になったが、あれは前々から喫煙者がたむろしていて空気が色んな意味で悪かったし、非喫煙者としては邪魔で仕方がなかった。非喫煙者には副流煙もきついし。

たしかに日本から喫煙者の自由はどんどんなくなっているが、代わりにメリットもちゃんと存在する。今まで割を食っていた非喫煙者にとっては、この状況は喜ばしいし、これまで散々喫煙者の都合に振り回されてきた立場としては「文句を言われたくない」というのが率直な感想ではある。

たばこ休憩みたいなバカげた文化はなくなった

昔のように男性の大半が喫煙者だった時代とは、もはや隔世の感がある。たとえばその最たるものがたばこ休憩だろう。いつ、どこの馬鹿が言い出したか知らないが、仕事中にヤニが切れたもんだからお昼でもないのにたばこを吸うために休憩をとる。それがたばこ休憩だ。

これが当たり前みたいに許されてきたんだからたまんないよね。

2000年代初頭に僕がサラリーマンになったときは、このたばこ休憩があまりに喫煙者有利で本当に嫌だった。そんなん言うならこっちだって紅茶花伝休憩取りたいわって話だし。でもそれはできないんだよね、何故なら「喫煙者じゃないからたばこ休憩は出来ない」という、アホ丸出しかつ意味不明の理由をつきつけられるので。

まあ、吸いたい場所で喫煙ができなくなってるのはたしかに可哀想ではあるんだけど、元々喫煙なんてのは、マナーをちゃんと順守して楽しむべき嗜好なんだから仕方がない。むしろこの期に及んでまだ咥えたばこでフラフラ歩く人や、「捨てるな」って言われてもなお吸殻を捨てる人は未だに普通にいるのが信じられないというか。

そういうのが悪目立ちするから、非喫煙者たちも余計に喫煙者を敬遠するのだ。実際前出のスレッドにも、喫煙者に厳しい声が多い。

「自分が吐いた煙によって人に害があるってことは理解してるの?」

「ナチュラルに側溝を灰皿だと思っとるし未だにタバコすっとるやつは例外なく頭おかしいわ」

「昨日ガソリンスタンドのレーンでいきなりタバコ吸い出したやつがいて店員にめっちゃキレられてたぞ」

「お前らが元から迷惑にならないように煙草吸ってポイ捨てもせずに大人しくしてればこんなにならなかった」

こんな具合で喫煙者への怒りが爆発しちゃっている。正直、ここまで喫煙者が嫌われるようになったのは、一部のマナーを知らない愚かな喫煙者のせいであるので、しっかりと節度をもって吸っている人が若干気の毒ではある。

ベランダで大人しく吸うだけでも近所迷惑、みたいな時代になっちゃったし。さすがにそれぐらいは許してあげてほしいけど、集合住宅だとそういう問題も起きちゃうのか。喫煙者はまさに受難の時代である。これを機会にやめるのが健康にも一番だが……。

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