2017年卒業予定の学生の就職活動が解禁されて2か月あまり。昨年に続いて売り手市場と言われているが、就活のプロセスに疑問を持つ学生もいるようだ。8月4日の朝日新聞オピニオン欄には、21歳の男子大学生が「ブラック企業を見抜ける指導を」という投稿を寄せている。
男子学生は、就職活動で「労働条件をきちんと説明しない企業」が多かったことを疑問に感じた。例えば、会社の資料に初任給の記載があっても、それが「基本給だけなのか諸手当も含むのか分からなかった」と振り返る。
「『内定を取りやすくするため』だけではない就職指導」が必要