台風どこいった?「在宅勤務」指令も空振り 午前10時直前の「警報解除」でドタバタも
大型で非常に強い台風10号が、暴風域を伴ったまま北日本や関東地方に接近・上陸する見込みと報じられた8月29日。都内では従業員に対し「警報が出た場合には在宅勤務」という通知を出した会社も少なくなかったようだ。
NHKは午後6時前、ヤフーが「全社員に在宅勤務促す」と報道。しかし翌30日の通勤時には予想された強い風雨もなく、交通機関の大きな乱れも特になし。ネットには拍子抜けした人たちの書き込みが見られる。
「ねえ東京晴れとんのやけどwwwwww」
「台風きてるの?ってぐらい渋谷に晴れ間が…」
「台風接近となってるが晴れ始めた世田谷区」
「台風、どこいった…???? 晴れ渡ってます」
「あと3分のところで警報解除された。台風……がんばってくれよ……」
千葉県内には大雨・洪水警報が発令されていた地域もあったが、午前9時57分に一斉に解除。午前10時の時点で警報が出ている場合には臨時休業や休校だった人たちからは、慌てた様子のツイートが続出している。
「まって、警報解除されたらしい」
「最悪!!!警報解除された!」
「あと3分のところで警報解除された。台風……がんばってくれよ……」
大荒れの天気を予想し、備えをしてきた人も「電車も普通に走ってた空振り感」とつぶやいている。報道で話題になったヤフーでも同様で、同社広報によると、ほとんどの社員が通常通りに出社しているという。
とはいえヤフーをはじめ、社員が臨機応変の行動を取れるような呼びかけをする企業のスタンスには好感が持てる。また、台風は強い勢力のまま北上しており、夕方にかけて上陸が予想される東北地方では引き続き厳重な警戒が必要だ。
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