ネットのニュース記事にわざわざ「興味ない」とコメントする人の心理について考える
大手ポータルサイトでニュース記事を見ていると、コメント欄で記事に対し「興味ない」などと書き込んでいる人がいるが、一体どんな心理なのだろうか。
先日、発言小町に「ニュースにわざわざ『興味がない』とコメントする人」というトピック立っていた。もう内容を読む前から「ああ、いるいる。ああいうタイプの人たちね」と思ってしまったが、今回はちょっとこのテーマについて考えていきたい。(文:松本ミゾレ)
「興味ない」といってニュースを拡散するユーザー、とてもありがたい存在説
この投稿の内容をざっくりと紹介したい。ネットではニュースやブログ記事に読者がコメントをつけることができるが、自分が興味のない内容なのにわざわざ「興味ありません」「どうでもいい」「知らない人」といった書き込みをする人がいる。特に芸能関係のニュースのとききに多いという。
「あれはどういう心理で書き込んでるのでしょうか?本当に無関心なら視界にも入ってこないですよね。わざわざ記事を開け、読み、コメントまで残すならものすごい興味深々だと思うのですが。その記事を開かなければ、人気のないトピックということで次回は記事にもならないはずなのに」
これはもう、全く投稿者と同じ意見である。
大前提として、コメントを書いてくれるというのは、情報を発信した側としてはありがたい話だろう。コメント数としてカウントされるし、ツイッターでURLつきで紹介してくれれば、そこからの流入も見込めて、アクセス収入も増えることになる。
ただ、欠点としては、こういう「興味ない」と言いつつニュースのURLをリンクしたりしている人の投稿って、基本的につまらないから、あまり多くの人が見ていないという点だ。
斜に構えた意見は辛口というわけでもないし、結局は損にしかならない
日本のネットユーザーの書き込みって、結構攻撃的なものが多い。匿名制が多いということもあってか、罵詈雑言の酷い掲示板も増えている。なんとなく、日本人の本質を見ているような気がする。
ただ、どんだけ嫌われても痛くも痒くもない人以外は、ネットでの書き込みにはある程度の遠慮はした方がいいかもしれない。就職活動を終えて、内定も勝ち取った若者がSNSで馬鹿な行為をしている模様をアップロードして内定取り消しになったりもする時代だ。
僕もSNSをやってるけど、その発言のせいでクライアントに滅茶苦茶怒られたこともある。
ただ、ネット上の発言って自己責任だし、別にクライアントに貸与されたアカウントでやってるわけでもないので、しったことではないんだけど。
本当に興味がなければ何も反応せず、二度とアクセスしないのが一番
話を戻そう。ネットのニュース、ブログなどにわざわざ「どうでもいい」や「興味ない」とかコメントしちゃう人というのは、少なくとも本当にどうでもいいと思ってもいないし、興味がないわけでもない。本当にどうでも良かったら、そもそも見ない。
見た上でコメントを残そうだなんてしない。本当は思いっきり気になってしょうがないのだ。他人のブログに「つまんないから二度と見ない。ブログ辞めろバカ」とか書いちゃう人というのは、コメントを書き込む際に画像に表示されたひらがなやら数字を見て、それを入力した上で送信ボタンを押しているのだ。
そんな努力をした挙句に興味ない宣言をしているのだから、どんだけ気になっているんだという話である。
もしもあなたが気に食わないニュースやブログを見つけたら、「興味ない」なんていちいち文字で残すような手間をかける必要はない。そういうときは何も反応せず、二度とアクセスをしないことだ。
そういう対応をする人が増えれば、あなたが気に食わないと思うジャンルのニュースもブログも、アクセス数が伸び悩み、早晩消えるはずなんだから。
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