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「地元で7万負けてから24時ごろ三重へ」パチンコオールナイト営業に挑む人々

画像はイメージ

みなさんは、三重県のパチンコホール各店で毎年の大晦日に開催される、オールナイト営業をご存知だろうか。パチンコホールは通常、朝9時や10時頃から夜23時ぐらいまでの時間帯で営業している。しかし三重県では大晦日から元旦にかけて。つまり12月31日の朝9時から、翌1月1日の25時まで、夜通し営業するのだ。

パチンコホールは風営法に則って営業時間には制限がある。一方で三重県でオールナイトを実施する理由は、その土地柄にある。三重県といえば伊勢神宮。毎年この時期には全国各地から、大勢の参拝者が訪れる。そういった参拝目的の人々に対して、パチンコホールがトイレを貸す……という理由で営業を許されているのである。

「いや、トイレぐらい道の駅とかコンビニでするし。わざわざパチンコ屋とか使わんし」って思う人ばかりだろうけど、まあとにかく、三重県ではこういう特例が許されているのである。(文:松本ミゾレ)

「14万円負けました ありがとうございました」

オールナイト営業は決して打ち手に還元を目的とした営業形態ではないので、基本的には釘も渋いし設定にも期待できない。それでも40時間にも渡る営業時間を存分に楽しまんと画策する依存症の人たちは大挙して押し寄せるのだ。今回の大晦日も三重県各地では全国から多数のパチンコファンが押し寄せては、オールナイトの特別な戦いを楽しんだ様子。

5ちゃんねるには、今回もこのオールナイト営業に参戦したという人の書き込みが寄せられている。

「地元で7万負けてから24時頃三重へ いま5万負け中」
「14万円負けました ありがとうございました」

といった具合に、大抵の人は負けている様子だ。

細かく収支を書いている人もいたが、やはり10万円前後負けており、そこにさらに三重までの交通費やらホテル滞在費などが数万円かかってくるわけで、普通に考えたら赤字になるイベントだろう。

実際40時間打つのはきつい!最大の敵は眠気だ!

僕は三重のオールナイトってのはなかなか挑戦する気持ちになれないし、普段の営業時間中ですらボロ負けすることも多いのだから余計に足が向かないわけだけど、僕の友人には数年前に、このオールナイトに挑んだ勇者がいる。

彼の場合は開店の数時間前に並んでまでしてオールナイトに立ち向かったわけだけど、もちろん収支はマイナスだったと聞いた。しかしながらオールナイト営業でもっともしんどいのは、負けるとか飲まれるとかでもなかったという。最大の敵は、眠気だ。

勝負も後半ともなると、とてもじゃないがパチスロやパチンコをやる気力なども湧かなくなるのだそうだ。僕にはまだ未体験の領域に、この友人は触れてしまったというわけだ。

実際、オールナイト営業中には途中から眠たくなって撤退する打ち手も多いようで、毎年そういった人が出る話を聞く。前項で引用したスレッドにも、そのような書き込みを見ることはできた。

そりゃそうだよね、人間には睡眠をしないと体のパフォーマンスが著しく低下する機能制限があるわけで。ちゃんと寝ないと正常な頭の回転だってしなくなる。

なにより眠気を我慢して数万円、数十万円負けるというのも相当しんどいはずなので、やっぱり僕には三重県のオールナイトに出向く気力は湧かないかなぁ……。

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