夫の立ち会い出産率は56%と半数以上 若い世代ほど多いが、一方で「微妙だった」という声も | キャリコネニュース
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夫の立ち会い出産率は56%と半数以上 若い世代ほど多いが、一方で「微妙だった」という声も

ゲンナイ製薬が10月28日に発表した「出産に関する調査」の結果で、出産の際に夫が立ち会った人は56.2%だという結果が出た。調査は最近5年以内に第一子を出産した20歳~44歳の既婚女性1000人が対象。

「え、そんなに多いの?」という印象があるが、最近の出産は夫が立ち会うケースのほうが多いようだ。年代別に夫が立ち会った人の割合をみると、20代で6割台、30代で5割台、40代では4割台と、若い世代の方が高い結果となった。

出産前から夫の立ち会いを希望していた人の割合(全体の66.5%)より低くなったものの、半数以上が実際に実行している。「仕事でどうしても立ち会えなかった」というケースが多く出るかと思いきや、多くの人が出産という貴重なシーンを夫婦で共有できているようだ。(文:みゆくらけん)

「子どもがどうというより、奥さんの頑張りに胸を打たれた」と

若い世代ほど、立ち合い出産率は高い

若い世代ほど、立ち合い出産率は高い

夫の立ち会いを希望した人にその理由を聞いたところ、

1位「夫婦揃って誕生の瞬間を迎えたかったから」(58.9%)
2位「出産の大変さを共有してほしかったから」(49.9%)
3位「心強いと思ったから」(47.7%)
4位「感動を共有したかったから」(45.1%)

と続いた。また、20代前半では「サポート(腰をさするなど)してほしかったから」という理由も多い。

この調査では、「では実際に夫が立ち会って出産してどうだったか?」という報告はない。また、夫側の感想も出ていない。既婚で子ナシの筆者としては、将来の参考にすべく実体験した人の感想を聞きたいところだが、こと「夫の立ち会い出産」に関しては、経験者に話を聞けば聞くほどわからなくなる!なぜって、人によってあまりに感想が違い過ぎるから!

以前勤めていた会社の社長(男性)に結婚報告をした際には、かなり強い“立ち会い出産推し”をしていただいた。あんな感動の場面を夫婦で共有しない手はない、というような理由からだった。また、第一子の出産に立ち会ったというバーのオーナー(男性)も「絶対夫を立ち会わせるべき」派。オーナーの場合は

「子どもがどうというより、とにかく奥さんの頑張りに胸を打たれた」

ということで、出産後に奥さんにより優しくできるようになったのだとか。

女性側の声としては「夫がいることで甘えが出て産みにくくなるかと心配していたが、横で(夫が)ずっと気合いを入れ続けてくれて良かった」(ボクサーの妻の友人談)、「何もできなくても存在だけで支えになった」(友人A)というものがあった。

出産シーンに夫がビビっていて微妙な感じになった、という人も

しかし一方で、「立ち会い出産、ビミョー……」という経験者の声も。ある男性美容師さん(34歳バツ1)は「はっきり言っちゃっていいんですかねコレ?」とモゴモゴしつつも、最後まで「ビミョウ」としか言ってくれなかった。一体なにがあったのだろうか。また、

「妻・人間としては大尊敬するが、女性として見れなくなった」

とズバリ言い切ってしまった男性もいた。その男性は「日本のセックスレスが増えた一因は立ち会い出産が増えたから」とも豪語していた。

女性でも「(夫は)オロオロするばかりでまったくの役立たずだった」「普段と違う私の(妻の)一面に始終ビビっていた」という声も聞いた。

そういった両極端な経験者の意見を聞き、どちらかといえばリスク回避型である筆者の立ち会い出産希望欲は低下中。先日、理想の出産シーンについて友人女性に

「オギャーという産声を廊下で聞く夫。それから数分後、部屋に入ってきた夫の目に映るのは真っ白いおくるみに包まれた赤ちゃんと、その子を優しく抱っこしながら聖母のように微笑む(ナチュラルメイク済みの)ワタシ」

と語ったら、友人爆笑。「聖母って。無理無理!産んだ直後なんか髪もボッサボッサでそんな余裕ないわ!」ということだった。

あわせてよみたい:妻の出産シーンを「素敵」

 

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