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「職場で泥棒扱いされた」「サービス残業が120時間」 仕事を辞めようと思ったタイミング

転職が成功だったかは、後になってみないと分からない。ブラックから脱却するために転職したけど、そこもまたブラックだったとか、福利厚生に不満を感じて転職したけど、新たな職場は残業地獄だったとか、なんてこともありえる。

しかし、今やっている仕事が肌に合わないとか、余計なストレスが多いと感じたのであれば、ずっとそのままでいるよりも、一か八かで辞めて新しい職場探しをするのは、僕は悪いことではないと思う。(文:松本ミゾレ)

福利厚生は悪くないけど人間関係が微妙

もう辞めよう…

もう辞めよう…

先日「ガールズちゃんねる」に「仕事を辞めようと思ったタイミング」というスレッドが立った。スレ主は30代前半、独身。現在社員として働いているが、人間関係が良くなく、辞めようか迷っているのだという。

ただ、「給与は相場からみても安いですが、福利厚生などは問題なく定時で上がれる環境です」という。一方で、友人には「結婚するかも知れないし、派遣でもっといい環境を探してみれば?」と言われたといい、転職するか悩んでいるという。

僕は、すごい微妙な線だと思う。人間関係が良好ではないこと、給与が低いという点は問題だけど、その代わり福利厚生がしっかりしていて残業もない。こういう一長一短の職場って、どうしたものか困る。

スレ主は自分の気持ちを固めるべく、他のネットユーザーの意見を聞きたくなったのだろう。

不妊なのに「早く子ども生みなよ!」と毎日言われて疲弊

さて、このスレッドには他の人の実体験が沢山寄せられている。思わず同情するような書き込みをいくつかご紹介したい。

「一緒に働いてたおばさんが、不妊なの知ってるくせに『早く子供産みなさいよ、産んでくれなきゃ私達の年金がもらえないんだから!』と毎日毎日言って来て精神的に辛くなったから」
「まったく関係ない部署でパート業務についていた私が泥棒あつかいされた。警察呼ぼうと言っても呼ばず、社員さんの対応が『まぁまぁ』みたいな変なおさめ方をしたので、その後の業務がスムーズにいかなくなり鬱になって辞めた」
「トイレが男女共同で女性がトイレに行くと必ずすぐに、男性が行く(しかも同じ男)」
「サービス残業月120時間が入社して半月で始まりました。いっこうに無くなる気配もなく、心身ともに疲弊して辞めました」

特に目に付いたのはこの辺りなんだけど、他にも同情せざるを得ない声が無数にあった。人間って怖い。ろくでもない世界だ。

30代正社員のポジションはたしかに貴重だけど……

このスレッドを立てた女性は、現状の職場に不満を抱いている。しかし一方で30代であり、正社員という立ち位置ではあるので、恐らくそこで転職をためらう部分はあるはずだ。

今の時代、せっかくの正社員の肩書きを捨ててしまうのは勿体ない。ただ、こういう考えはそれなりにお給料を貰っている人の持つものであって、大して給与の高くない人が正社員に固執すると自縄自縛以外の何物でもない。

しかも人間関係が悪いということだし、だったら僕としては、もう居座る理由もないように感じる。

結局どんな職場に所属しても多かれ少なかれ不満はあるだろうけど、何よりお金の面で不満がある職場に、さらに別の不満まであるのだから、そんなの転職すべきだ。しない後悔よりする後悔。どっちみち後悔するんなら、行動した方がまだマシだ。次の就職先が天国のような環境かもしれないし、やはり行動しないと意味がない。

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