「職場で当たりがキツい人がいる。我慢すればいい?」との相談 「10年耐えても変化なかった」という回答に現実の厳しさ痛感 | キャリコネニュース
おかげさまで9周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「職場で当たりがキツい人がいる。我慢すればいい?」との相談 「10年耐えても変化なかった」という回答に現実の厳しさ痛感

僕は、職場で理不尽な事態に直面したとき、自分の考えや怒りを、しっかりと相手に表現して伝えることが大事だと思っている。

というのも、世の中には、言い返さないのを良いことに、無理難題を次々に押し付けてくる悪魔のような人間が、大勢いるからだ。しかもそういった人たちは、そのことに対しての罪悪感を一切持たず、自分のしていることに疑問を抱くこともなかったりする。

そうなってしまえば、言いなりになるだけ損という話で、耐えたところで、全く報われることがない。(文:松本ミゾレ)

他の先輩が「耐えて」と言う時点でこの職場は……

傲慢な上司よ、さらば

傲慢な上司よ、さらば

先日ガールズちゃんねるで「職場で耐えていたら改善したという経験ありますか」なるトピックが話題になっていた。投稿者の声をご紹介したい。

転職した先の職場に一人、きつく当たってくる先輩がいて、毎日ヘトヘトだという。他の先輩からは「あの人がキツい性格なのはみんな知ってるから耐えて!」と言われたというが、やっていけるか不安だという。

「その人さえいなくなれば良い職場なのに。 職場で『最初はしんどかったけど耐えたら良くなったよ!』っていう方いらっしゃいますか?」

有り体に言えば、「そういう人いるよね、大変だよね」となってしまうところ。きっとこのコラムを読んでいる人の中にも、該当する嫌なやつのことが頭をよぎった人もいるだろう。

同僚や部下に対する当たりがキツい人というのは、僕も正直苦手だ。先日もちょっとしたやりとりの最中に、相手の傲慢な物言いにカチンときてしまい、ものすごい数の文句と共に、契約解除を言い渡したばかりである。

トピックを立てた方の場合、問題の先輩はそもそも物言いがキツいタイプのようだ。その他の先輩は、そんな問題人物を放置した上で、この方に「耐えて!」と要求している。

はっきり言って、こんな職場は変革なんてされない。問題が長らく放置されてきたわけだし、それならもうずっとそのまま変わることなんかあるはずがない。

「同じような状況で5年ぐらいになりすが、残念ながら改善なしです」

ちょっと脱線をしてしまった。このトピックに寄せられた、ネットユーザーたちの声を拾っていきたい。

「半年耐えたけど何も変わらなかったから辞めた」
「10年耐えたけど、そろそろ辞めること考えてます。 うちのキツイお局がなかなか辞めてくれないので、仕方なく自分が辞めるしかないかも」
「私も主さんと同じような状況で五年ぐらいになりすが、残念ながら改善なしです」

こんな具合に、我慢したって状況はほとんど変わらないとする経験談が多く目に付いた。

そりゃあ、傍若無人な人間に対してひたすら我慢して接したって、相手があるとき突然に「私はなんて愚かだったんだ!」となるはずがない。人間はきっかけ無しに増長をすることはあっても、自戒をすることはない。悲しいけど、これは当然のことである。

劣悪な人間関係の中に身を置き続けても意味はない

当たりのキツい人ってのはたまにいるもので、こういう人というのは、長い間に他人とのやりとり、関わりを経て、そういう性質になってしまっている。その関わりの内訳を見ると、結構な確率で「強く物言いをしたら相手が従った」というものがあったりする。

自分が強い発言をして相手を脅すことで、屈服させ、従属させることができたから、他の人間関係においてもそれを適用させているのだ。さらに、こういう人間は一見単純に見えるけど、案外上司には取り入るのが上手い者が多い。

目上の人間に気に入られてしまえば、多少自分が乱暴な発言、キツい当たりをしても大目に見てもらえる。この手のタイプは、シチュエーションすら自在に操作してしまう小狡さを持っている。

人は本来怒りの感情を持っている。それなのに最近では、怒りを露呈するべきシチュエーションで、それをせず、相手にいいように利用されているだけの人があまりに多い。

劣悪な人間関係の中に身を置き続けても何の意味もない。「あんたいい加減に自分の身をわきまえなさいよ」と言わないと、心も体も理不尽にぼろぼろにされてしまうことは、往々にしてよくある。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

キャリコネであの有名企業の「働きがい」「年収」「残業」の実態を見る

 

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ