スマホで墓参り! お坊さんが読経する姿をYouTube中継する「どこでもお墓参」が発売 | キャリコネニュース
おかげさまで9周年 メルマガ読者数
65万人以上!

スマホで墓参り! お坊さんが読経する姿をYouTube中継する「どこでもお墓参」が発売

「お墓参りに行きたいけど遠い」「病院や施設に入っているので行きづらい」……。お墓参りひとつとっても、様々な問題が出てくる。

これらを解消するため墓地霊園の販売などを行う幸巡は3月27日、お墓参りをネット中継するサービス「どこでもお墓参(ぼーさん)」を発売開始することを発表した。

自宅の仏壇にスマホを置いて動画再生 価格は1万5000円

「お墓参」と書いて「おぼーさん」

「お墓参」と書いて「おぼーさん」

「どこでもお墓参」は、僧侶が墓前で供養する様子を、ユーチューブ上でライブ配信するというもの。時間さえ合えば、家が遠く離れた親族とともにお参りができる。同社が運営する大分県・金剛宝寺のサイトには、以下の説明文が書かれている。

「自宅の仏壇にいつも通り、線香、ローソク、お供えを用意していただき、準備ができましたらご仏壇にスマホを置いて動画を再生してください」

宗派は問わず、仏壇がなければどのような場所で再生してもいいそうだ。動画は施主専用の読経を含め、約10分程度。価格は、お墓参りに必要なセット(お花、故人の好きな物、焼香)がすべて含まれ1万5000円となっている。

このサービスは同県の阿蘇くじゅう国立公園内の樹木葬で、永代供養を行っているお墓のみに対応している。今後は360度パノラマ映像やVRなどを使用し、より臨場感のあるお墓参りを体験できるようにしていく予定だ。

古来よりあった「遠隔地供養」のネット版

だいぶ型破りのサービスのように思われるが、昔からあった「遠隔地供養」を現代のニーズに応えたもののようだ。古来より、遠方に住んでいて中々墓参りに行けない人のために、代わりに現地でお経を唱えて札を送る「遠隔地供養」が行われていた。これがネットを通じてより簡単に行えるようになったのが「どこでもお墓参」だ。このサービスについて同社は、

「お墓を守りたい、お墓参りに行く労力が無い、お墓参りを他者にお願いする費用がない、そんな少子高齢化の労力不足という社会の問題に対して私たちが解決のお手伝いしたいと思って始めました」

としている。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ