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月額12.5万円支給!山梨県富士吉田市が移住「カップル」募集 SNS上で情報発信できることが条件

Iターン・Uターン就職や地域おこし協力隊などの地方創生プロジェクトが活発化する中、山梨日日新聞社は5月2日、山梨県富士吉田市への移住者を募集することを発表した。

東京から約2時間、富士山の北側に位置する富士吉田市。「富士急ハイランド」が有名だが、人口は4万9704人(2017年5月1日現在)。山梨県の人口減少率は全国11番目で、それに伴って活力低下や空き家問題など多くの課題に直面している。

未婚・既婚を問わない「カップル」対象の移住プロジェクト

富士吉田市から望む富士山

富士吉田市から望む富士山

今回は同市と山梨日日新聞が協力し、同社の145周年記念事業「ガチ婚!ガチ移住!@富士吉田」の一環として、未婚・既婚を問わず20代~40代のカップル2組の移住者を募集する。対象はSNSやユーチューブなどで情報発信できるスキルがあり、新聞紙面でのレポートや適宜の取材を受けることが可能な人となっている。

移住カップル2組にはそれぞれ月額12万5000円を同社が支給する。住居、店舗、仕事についても対象者と相談の上、同市や地元企業と協力して斡旋するという。実施期間は今年7月から1年間。同市で移住プロジェクトを行うのは今回が初めてだ。

山梨日日新聞の担当者はカップルを対象にしたことについて「ひとりで知らない土地に住むより、ふたりで新生活を始める方が心強い。最近は『夫婦』という形態にこだわらない人が多いので『カップル』としました」と話す。

移住者のSNS投稿などで「いいところ・悪いところ」を浮き彫りに

しかし地方移住にあたって一番心配なのが仕事だ。これについては「移住者の個性に合わせて考え、紹介する」と説明する。

「住民の方に相談して受入れ先を探したり、自営業の方ならレンタルオフィスを紹介したり。ゆくゆくは富士吉田市に根差した生活をしていただけたらと思うのですが、まずはリモートワークという形で大都市拠点の仕事をしてもらうのもアリだと考えています」

また同市では日本三奇祭の「吉田の火祭り・すすき祭り」や「流鏑馬祭り例祭」等の神事の他、2000発以上の花火が上がる「よい子の花火大会」等、年間を通してさまざまなイベントが行われている。同担当者は「昔からあるお祭りや文化など富士吉田市に興味を持っている人に来てほしい」と話す。

「漠然とした『田舎暮らし』だけでなく、いろんなものに好奇心があって富士吉田を楽しもうとしてくれる人。あとは生活力がある人に来ていただければと考えています。こちらも移住プロジェクトは初めてなので問題は起こらないとは言いきれない。だから一緒に解決策を考えていける人だと嬉しいです」

ちなみに移住希望者に求める「SNS、ユーチューブ等での発信スキル」は継続して投稿が出来ればいいと言う。移住をしての実感、交通網、金銭面などについてもリアルに投稿してもらうことで移住者だからこそ感じる富士吉田市のいいところ・悪いところを浮き彫りにできるという。これらを今後の地方活性化への課題解決に役立てるようだ。

はがき、ファックスだけでなくインターネット上で応募を受け付けている。5~6月に面接選考会を行う予定だ。

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