「本当の美人」が人知れず抱える悩み 「接客業をすると必ず変な人に付きまとわれる」「男友達ができない」
女たるもの、美人に生まれていればさぞかし楽しい人生だろうと思う。ところが、物事そう単純ではない。6月26日のガールズちゃんねるに「本当に美人な人だけがコメントできるトピ」が立ち、美人特有の悩みや本音がワンサカ書き込まれていた。
聡明な美人は自分で「モテて困る」などと人前では言わないもので、スレッドはふだん言えない本音をぶっちゃけよう!という解放感がさく裂していた。コメントは2500以上にも及び、美人とは程遠い人生を送る筆者など、知る由もない経験を垣間見る思いだった。(文:okei)
「街でジロジロ見られるのが嫌だからマスクと帽子被ってる」
書き込みは、「恋愛で失敗したことがない」「面接で落ちたことがない」など、もちろん良いことも多いのだが、それは想定内。「大切な商談には必ず連れて行かれる」という人がいる一方で、努力して契約を取っても「美人はいいよねー簡単に契約取れて」と言われたり、面接の後に必ず口説かれるのは大変だ。
さらに、こんな悩みは美人にしか分からない。
「彼氏と別れてへこんでても『すぐ次見つかるじゃん』と言われ、真剣に相談にのってもらえない。自分なりのコンプレックスがあるのに、話しても何故か自慢扱いされる。美人は悩んじゃいけないのかよって思う」
また、美人だからといって必ずしも人から見られたい性格とは限らない。
「街でモデルをやりませんか?と声かけられたりもするけど、地味に生活したいハーフの私にとってはいい迷惑」
「街で歩いてるとジロジロ見られるのが嫌だからマスクと帽子被ってる」
など、社交的でなく目立ちたくない人にとっては生きづらさもある。
「接客業をすると必ず変な人達に付きまとわれる」という人は、ストーカーに脅え、職を転々とする。事務職に転職するも社員数人からしつこく誘われる、女性しか居ない職場に転職しても、出入りの業者からアプローチがあり、通勤電車でも付きまとわれるという。「もう自宅で仕事したい」などとこぼすのは自慢ではない。赤の他人に執着されるのは、気分が良いわけがないのだ。
人間関係に影響!私の親友はいつもその当時付き合っている彼氏だけ
「せっかく気の合う男友達ができても、十中八九告白されて男友達ができない」という愚痴も多かった。「いちいち好かれるのも辛い 別に恋愛的に好かれようとしてないのに」と心底辛そうだ。
筆者は20代の頃、「男女間の友情は成立するか、しないか」という話題を女3人でしたことがあるのだが、安田成美似の友人は本当に困った様子で「成立しないよね…」とつぶやいたものだ。もう1人の、ハリセンボン近藤春奈似の友人は、「成立するよ!私めっちゃ男友達多いよ」と明るく言っていた。失礼ながら、どっちという問題ではなく、人によるんだなと教えられた一件だった。
美人は女友だちとの仲も難しい場面があるようで、こんな悩みも多い。
「友達の彼氏に『めっちゃ美人』とかその友達の前で言われ(中略)友達に距離を置かれる」
友達が片思いしている人に好かれたり、友達の彼氏を自分だけ紹介してもらえない、男女混合の集まりに自分だけ呼ばれないと綴る人もいる。本人はそんな気はなくとも、みんな美人に持っていかれることを警戒しているのだ。こんな声もある。
「私の親友はいつもその当時付き合っている彼氏だけだった。そして、早めに結婚しました」
まあ、なんだかんだで結婚できているところが美人だなという感じはする。こういう面があるから同情されにくいのだろうが、彼女たちが悪いわけではない。ほかにも、「老いが怖い」というコメントも随分あったが、
「老いが怖くて綺麗を保とうと努力するから美人は年取っても美人」
という声で、ああやっぱり美人の多くはメンタル強い、とも思うのだった。
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