「山奥ニート」葉梨さんが会社員女性と結婚 「山奥でニートたちが集まって子育てしたら面白い」 | キャリコネニュース
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「山奥ニート」葉梨さんが会社員女性と結婚 「山奥でニートたちが集まって子育てしたら面白い」

和歌山県の山奥で共同生活を営む「山奥ニート」の葉梨はじめさん(28)が、会社員の女性(27)と結婚したという。8月3日、「山奥ニート、結婚する」というブログ記事の中で報告した。当面は同居するつもりはなく、家計も別で子どもを持つ予定もないという。

「既婚というだけで社会的信用が上がる。紙1枚提出するだけなのにコスパ良い」

葉梨さんとお相手の女性

葉梨さんとお相手の女性

葉梨さんは、NPO法人共生舎を設立し、和歌山県田辺市にある廃校になった小学校で共同生活をしている。共生舎で暮らす男性は、キャリコネニュースの取材に対して、当地での生活を次のように語った。

「13~16人ほどの男性が共同で生活しています。年齢は20代が中心ですが、下は18歳から上は35歳までです。起きたい時間に起きて、ニワトリの世話をしたり、夜には皆で映画を見たりしてダラダラしています」

生活の基盤は共生舎に置きながらも、リゾートバイトやキャンプ場のアルバイトなどで出稼ぎをする人も多い。男性の場合は、「実家に戻ってアルバイトを探してお金を稼ぐ」そうだ。

ブログ記事「山奥ニート、結婚する」によると、葉梨さんは結婚後も引き続き共生舎での生活を続ける。奥さんは名古屋で会社員を続けていくため、別居状態で結婚生活をスタートすることになる。また、家計も別のため、「ヒモできません。きっつー」と嘆いている。子供を持つ予定もないという。

「山奥でニートたちが集まって子育てしたらすげー面白いじゃないですか」

と言いながらも、「子供は親を選べないからなー。お金もないし。学校行くの大変だし」と逡巡しているようだ。

同居もせず、家計も別、子供も持たないとなると一般的な結婚のイメージとはほど遠い。それなら結婚する必要はないのでは、とも思ってしまうが、結婚は「コスパ良い」という。

「既婚というだけで社会的信用が上がるし、女の人と会いやすくなるし、親との関係性もよくなるし、年金の手間が減るし、実家が増えるし、紙1枚提出するだけなのにコスパ良いなと思いました」

今年11月には教会で結婚式を挙げる予定だ。費用は両親が援助してくれるという。

相手の女性は、「僕がニートであることは当たり前だと思ってる」

葉梨さんは、キャリコネニュースの取材に対して、「彼女も今の仕事を続ける気があまりなく、(僕の方は)山奥ニートが楽しすぎる」ため、葉梨さんが専業主夫になって同居するということは考えなかったと語った。

女性は、葉梨さんがニートであることについてどう思っているのか聞くと、

「出会った時から山奥ニートだったので、僕がニートであることは当たり前だと思ってる」

と語った。また女性の両親がどう思っているのかについては、「まだ挨拶した程度なので、よくわからない」という。将来的には、相手の女性は山奥に来たがっているというが、

「彼女が来てくれたら、他の女性も共生舎に来やすくなって良いと思います。そうしたら、山奥ニートの中でカップルができて子供ができて、本当の新しい村になったらいいですね」

と展望を語った。

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