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実家暮らしまとめ 何歳まで実家にいていいの?「結婚できない」ってホント?

「社会に出たら親元から自立しよう」と考える人は多いが、実際に一人暮らしを始めるためには初期費用や毎月の家賃、食費、光熱費などがかかる。働いていても生活が苦しい若者が増えているなか、一人暮らしの費用を捻出するのが難しいケースは多いだろう。実家からそのまま職場に通えれば、わざわざ一人暮らしをするまでもない。

しかし、社会人の実家暮らしに対して批判的な意見が多いのも事実。実家暮らしは「親への甘え」「すねかじり」「楽をしすぎ」といったマイナスイメージを持たれやすいようだ。インターネット掲示板では、「一人暮らしVS実家暮らし」という構図で意見が対立することもある。【→詳しく見る】

高額な家賃を支払うのはつらい…20代社会人の平均家賃は約6万5000円

色んな制限と、家賃出費、どちらを優先させるか。

色んな制限と、家賃出費、どちらを優先させるか。

“実家暮らし肯定派”からは、親が実家暮らしを許してきちんと生活費を入れているのであれば、社会人になっても実家から通っていいのではないか、という意見も聞かれる。

SUUMOの調査によれば、2009年の一人暮らしの20代社会人の平均家賃(首都圏、関西、東海)は6万5723円。実家暮らしの人が家に入れているお金は平均3万7417円だった。一人暮らしをすると食費がかさみやすく光熱費もかかるため、実際は家賃以外の支出も増える。実家暮らしをしていたほうが金銭的に楽で、節約しやすいのは確かだろう。金銭的に安定するために実家暮らしをして貯蓄をしている、という人もいる。

また、実家暮らしをすることで親が喜んでいる、という場合も。親が子どもと一緒に暮らすことを望んでいる場合、実家暮らしをすることが親孝行になるというケースもあるのだ。【→詳しく見る】

実家住まいがOKなのは30歳まで?

では、一般的に実家暮らしは何歳まで”アリ”なのだろうか。at home VOXが2016年に行った調査によれば、「実家暮らしは何歳までしてもいいと思いますか?」という質問に対して一番多かった回答は「30歳」で26.6%。次いで25歳(13.4%)、20歳(12.8%)と続く。30歳をひとつの区切りとして考える人が多いようだ。

しかし、30代以降の実家暮らしは恥ずかしいことなのか、批判されるべきことなのかというと、そんなことはないだろう。家賃は「月の手取り額の3割が目安」と言われることもある。特に都市部では前述の平均家賃より高額な物件しか見当たらないこともあるだろう。現実的に家賃を支払うのが難しいケースでは、無理をして一人暮らしをする必要はない。

また、超高齢社会のなかで、介護問題を抱える人は今後増えていく。親の介護など、やむを得ない事情で実家暮らしを続ける人もいるということを忘れてはいけないのだ。【→詳しく見る】

実家暮らしだとモテない、結婚できないってホント?

恋愛・結婚に関して実家暮らしが不利だという意見も聞かれるが、これは本当だろうか。実家暮らしは「モテない」「婚期が遅れる」のではないかと言われる理由としてよく挙げられるのは、以下のようなものだ。

・実家暮らしの男性はマザコンを疑ってしまう
・実家暮らしの女性の親は監視の目が厳しそう
・自立できない人、家事ができない人なのではないかと思う
・「おうちデート」ができない

実際は人によって事情も状況も異なるため、これらの意見のほとんどは偏見だ。しかし、年齢が上がるほど「何か理由があるのでは」と思われることが増えてしまう、という事実はあるようだ。【→詳しく見る】

本人が意思をもって実家暮らしをしているなら恥じることはない

年齢が上がるほどマイナスイメージを持たれることもある実家暮らし。実際に「全く家事をしていない」「金銭面でも親に頼りっぱなしで自立する気がない」という状況ならば、結婚を見据えた恋愛パートナーとして敬遠されても仕方がないのかもしれない。

しかし、本人のことをよく知らずに「マザコンでは」などと考えるのは明らかな偏見だ。また、「おうちデートができない」という状況についても別の場所でデートをすればいいだけで、大きく結婚にマイナスにはならないはず。実際のところは”本人次第”ということだろう。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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