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【カメラ業界】働きやすい会社ランキング ニコンは3位、1位はやっぱりあの会社

キャリコネニュースでは、約100万人が登録する国内有数の転職口コミサイト「キャリコネ」のデータから業界別で「働きやすい会社ランキング2018」を作成した。今回はデジカメ・ビデオカメラメーカーのランキングを発表する。

対象は2016年10月1日~2017年9月30日の期間に評価が10件以上寄せられた企業。幅広く家電を手がけるソニーなどは除外し、代表的なカメラがイメージされやすいメーカー5社を比較した。質の高い光学技術はコモディティー化しにくく日本企業が強いが、スマホのカメラ機能の向上などで市場の縮小は続く。一方、各社の製品構成で10万円以上の高級機が大きな割合を占めるようになり、出荷金額は徐々に回復傾向にある。

ユーザーは、次の6つの選択項目をそれぞれ5点満点で評価している。

「労働時間の満足度」「仕事のやりがいを感じるか」
「ストレス度の低さ」「休日の満足度」
「給与の満足度」「企業のホワイト度(ブラック企業でないか)」

これら全項目の平均点が、その企業の働きやすさの指標となる。

1位:キヤノン 平均3.52点
2位:オリンパス 平均3.47点
3位:ニコン 平均3.46点
4位:リコー 平均3.42点
5位:富士フイルム 平均3.19点

キヤノンの社員からは「有給の消化率はほぼ100%」という声

1位から5位までの一覧表

1位から5位までの一覧表

1位:キヤノン

EOSシリーズなどデジカメで世界首位のシェアを誇るキヤノンが1位となった。”給与の満足度”が2.9点と低いものの、”労働時間の満足度”は3.9点、”ストレス度の低さ”も3.3点と補って余る高得点。口コミでは「下丸子の本社は不便な立地ではあるが、見学者が多いほど充実しており、勤務環境もとてもいい。また、本社にはスポーツジムやプール、体育館などがある。独自の保養所も、箱根や熱海などに保有している」(研究開発 40代後半 男性)という声もあった。

「自分が担当して、苦労して開発した製品が市場に出て、店頭に並んでいるのを見たときは感動する。また開発というクリエイティブな仕事なので、問題が出て、試行錯誤しながら、問題の解決まで導くことができたときは、技術者冥利を感じることができる。また、職場は協調性が高い人が多く、チームで一つのものを作り上げるという意識が全員にあり、やりがいがある」(研究開発 40代前半 男性)
「休日出勤はほとんどありませんし、原則禁止されています。残業に関してもかなり厳しく制限されており、ほとんどないと思います。有給の消化率はほぼ100%で取得する際に特に手続きも必要なく気軽に取得できます。かなりホワイト企業です」(グラフィックデザイナー 20代後半 男性)

2位:オリンパス

2位にはオリンパスが入った。「28歳でS1試験、30歳でP3昇格試験がありますが、ほとんどの人が受かっており、昇格は容易いと思います。S1格で30万弱、P3格で30万前半の月給になり、毎年昇級していきます。年齢を重ねれば年収700は貰っています」(研究開発 20代後半 男性)という声もあり、”給与の満足度”が3.6点で1位に輝いた。特に「PEN」シリーズが有名で、医療製品やミラーレスカメラにも強みを持つ。

「大手企業ですので、スケールの大きい仕事が出来る。古い体質はあるが優秀な人間も多く、様々なことを学ぶことができる。知名度もあるため売りやすいが、自身の勉強も必須である。女性の産休育休消化率も高く、長く安定して勤めることが可能。それなりの立場で仕事がしたければ入社難易度は高いが、見あった経験や報酬が手にはいる企業である」(法人営業 20代後半 女性)
「若くして管理職に抜擢される女性の方もいます。新卒だけではなく、中途であっても管理職になるチャンスは全然あるかと思います。また、育児休暇も十分取得できるので、いったん休暇を取ったとしても、場合によってはまた同じポジションに戻る事もできるのではないでしょうか」(システムエンジニア 30代前半 男性)

3位:ニコン

一眼レフに強みとするデジカメ世界シェア2位のニコンは、各項目で欠点らしいものがなく、バランスよく高評価を得て総合点でベスト3に入った。「非常に堅実な社風であり、世間のイメージ通り穏やかで職人気質のエンジニアが多い会社です」(生産・製造技術 30代後半 男性)という声も。また同社は女性活躍推進にも取り組んでいる。フレックスタイム勤務制度なども導入している。

「どの場所も残業規制がかかる傾向にあるため、減っていると思います。部署によってはほぼゼロのところもあります。休日出勤も基本的にはなく、7月には1週間の夏休みもあるため、プライベートは充実している人が多いです」(研究開発 20代後半 男性)

「ワークライフバランスに重点を置いている会社」(リコー)「プレミアムフライデーも推奨」(富士フィルム)

4位:リコー

コピー機事業を軸にしながら、高級コンパクト「GR」シリーズや360度カメラ「THETA」でも知られるリコー。「ワークライフバランスに重点を置いている会社で、20時を過ぎれば社員のほとんどが退社している環境です。残業代は稼げませんが、その分、家族との時間を増やしたり、就業後の勉強をしたり、友達とのみに行ったり色々と趣味・習慣を増やすことができると思います。そういった社風は秀でている会社だと思います」(マーケティング 30代前半 男性)という声もあるが、今回のランキングでも”休日の満足度”では、4.2点で1位となっている。

「職場の人間関係は非常に良好で、声を荒げて怒る人は滅多にいない。とりわけ女性にとってはとても働きやすい環境。育児と仕事を両立できる制度が整っているだけでなく、周囲や上司の理解も深く、育児短時間勤務で働いている女性社員が多くいる。基本的には分け隔てなく協力し合う社風が根付いているとてもいい会社である」(管理関連職 20代前半 女性)
「福利厚生は、以前よりは厳選されていますが、比較的多いほうだと思いますし、社員を大切にしていると感じます。社内環境は、オフィスの設備は悪くなく、働きやすい環境だと思います。セキュリティ系は、近年厳しくなってきていますが、コンプライアンスを大事にしている証拠だと思います」(外商 30代前半 男性)

5位:富士フイルム

“チェキ”や高級ミラーレスなどが有名な富士フイルム。”労働時間の満足度”や”ストレス度の低さ”こそ低調だったが、”仕事のやりがい”の3.2点や”給与の満足度”の3.5点と上位の企業に引けを取らない。また、福利厚生の手厚さを評価する口コミも目立った。

「残業や休日出勤について、管理が厳しくなってきている。以前と大きく変わった。毎週水曜日の定時退社日の残業、休日出勤は事前許可性。定時退社日は残業者の届け出有無を人事担当者がチェックしている時もあり、かなり本気で取り組んでいる。また、プレミアムフライデーも活用を推奨している」(技術関連職 50代前半 男性)

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