意外と身近にある「忖度」な場面まとめ 職場や電車の中でも忖度が求められている? | キャリコネニュース
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意外と身近にある「忖度」な場面まとめ 職場や電車の中でも忖度が求められている?

森友・加計問題が表面化する前に「忖度(そんたく)」という言葉を使っていた人はどれくらいいたでしょうか。何と読むのか分からない人もいたのではないでしょうか。忖度とは「他人の気持ちをおしはかること」。これは、日本人なら日常によくあることでしょう。ではどんな場面をいうのかをまとめました。

電車で席の譲り合いでも忖度が必要?!

知らず知らずのうちに求めてしまう

知らず知らずのうちに求めてしまう

はてな匿名ブログに「席は絶対に譲らない」という投稿が寄せられました。投稿者は電車内で「大体の人が『大丈夫です』と一度断る」ため、席を譲りたくないそうです。本当に「断っている」のか、「気を使って1度は断っているのか」そこを見極めるのが「忖度」です。このさじ加減は案外難しいものです。相手の様子を観察してとっさに判断しなければなりません。その判断を間違うと「どうぞ」「いいえ大丈夫です」「いや、遠慮なさらずにどうぞ」というやりとりが繰り広げられ、その末に断られると、どことなく気まずい空気になってしまいます。だからといってつらそうに立っている人をそのままにしておいていいのか考えてしまいます。【詳しくはこちら

忖度は組織を率いるリーダーに必要?!

相手の気持ちをおしはかる場面は組織の中にもあります。組織を率いるリーダーになったとき、すべての人が本音で向き合ってくるとは限りません。笑顔でいても腹は違う人、小言ばかり言うけれど応援している人、無反応な人などさまざまです。特に反応がない人に関しては、何を考えているのか気持ちをおしはかろうとしてもいいコミュニケーションは取れません。

忖度は日本人らしさでもありますが、空気を読むだけではなく、やはり言葉でのコミュニケーションがなければ本音や意見をキャッチボールできません。【詳しくはこちら

日本では忖度するのが当たり前と教育されている

はてな匿名ダイアリーに「忖度が悪いことだと本気で思ってる?」という投稿がありました。投稿者は「『気を回せ』『空気を読め』『経営者目線で考えろ』『言われずにできて一人前』『指示を待つな、先を考えて行動しろ』」とこれまでずっと忖度を求められてきたそうです。

そのため、「何をいまさら、忖度する奴もさせる奴も悪いみたいなことを言い出してるんだ」と違和感を覚えているようです。もはや忖度して当たり前。言われる前に行動するように教育されているといっても過言ではありません。忖度は官僚や特別な人たちのものではなく、日常によくある場面の1つなのです。【詳しくはこちら

日本人は無意識のままに忖度を求めている

忖度は、官僚や会社の中にだけあるものではありません。先日、筆者はインフルエンザにかかり寝込んでいました。高い熱でうなされている中、中学生の娘は朝ごはんの食器を洗わないまま学校へ行ってしまいました。私はそれを見て学校から帰った娘に「こんなに具合悪いのに、家事なんかできないでしょ。なんでこれくらいやってくれないの。いちいち言われないと分からないの?」と言いました。私は知らず知らずのうちに、娘に「忖度」を求めていたのでした。 

日本人は、「察してほしい」というのが無意識のままにあるのかもしれません。「言わなくてもわかる」は美しく大人のように感じます。しかし、言葉がないことで、相手が本当に望んでいるのか分からないまま、ことを進めることもあるでしょう。しっかりと言葉で確認すると同時に、明確に意思表示をすることで円滑なコミュニケーションが取る上で大切なことでしょう。

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