残業体質は世代や職場を超えて「遺伝」する 月60時間以上だと「働くこと自体をやめたい」のに幸福度が高いという矛盾

残業は優秀な人に「集中」し、周囲の人に「感染」して「麻痺」させ、さらには世代や職場を超えて「遺伝」するということが明らかになった。人材サービスのパーソルグループは2月8日、人材開発が専門の中原淳・東京大学准教授との共同研究「希望の残業学プロジェクト」の結果を発表。都内で記者説明会を開いた。

調査は、従業員10人以上の企業に勤める管理職1000人、一般社員5000人の計6000人を対象に実施。1か月の平均残業時間が最も長い業種は、一般社員では運輸業・郵便業(29.26時間)で、管理職では建設業(35.54時間)だった。サービス残業に限定すると、教育・学習支援(12.26時間)がトップだった。

職種ごとに見ると、一般社員では配送・物流(35.39時間)、管理職では商品開発・研究(39.1時間)がトップだった。サービス残業に限れば、営業職が12.37時間で最も長かった。

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