“性格は顔に出る”説はどこまで本当? 「30代から出る」「性格がきつい人は顔もきつい」という声相次ぐ
第16代米国大統領リンカーンは「男は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」と語った。この名言は「それまでの生き方、性格、品性は顔に見事に表れるから気をつけなさい」という意味だ。彼は顔を見ればその人の情報がわかると考え、実際に「顔が気に入らない」という理由で推薦された人物を採用しなかったこともあったという。(文:みゆくらけん)
しかし実際、「人間性は顔に出る」はどこまで当たっているのか。先日のガールズちゃんねるの「性格は顔に出ますか?」というトピックでも話題になっていた。トピ主の女性は「元々の顔は可愛いはずの友達が、年々可愛く見えなくなってきた」とし、その理由を「性格のキツさや意地悪さが表情に感じられるようになってきたから」と述べている。
「これは私が彼女を苦手だと思うからそう感じるのでしょうか?それとも性格は顔に出るのでしょうか?」
「いつも不平不満ばかりの人は口角が下がっている」
トピ主のこの問いに集まった多数のコメントのほとんどは「顔に出ると思う」というもの。年齢を重ねるほどに人の内面は顔に表れるという意見も多く、具体的には30代から出やすくなってくる傾向にあるようだ。「性格がきつい人は顔もきつい」という声にはじまり、
「歳を重ねるにつれて、性格というかその人の生き様が滲み出てくると思う」
「人は見かけ通り、絶対」
などという声が相次いでいる。具体的に「その人が出やすい」部分としては、口元(歪み)、口角(下がり)、シワで、「いつも不平不満ばかりの人は口角が下がっている」「笑顔が多い人は目尻に優しいシワができる」と指摘する声も。つまりは、常日頃よく使う表情筋が発達して定着していくと考えられているのだろう。
しかし、「顔にはその人間の情報が表れている」と考えたら怖い。筆者も前に、やたらとイライラしていた1日があり、ひとしきりプンプンしたあとに鏡を見たら、眉間に縦ジワが残っていて消えていない。定着しないようにと焦ってリンクルショット(POLAのシワ改善クリーム)を塗りまくったが、もしあのイライラした日々が何日も続いていたら、リンクルショットを何本消費しても手に負えなかったとガクブルする。子どもに怒ってばかりいるお母さんとかで、たまにいますよね。もう普通の顔が怒り顔になってしまっている人が。
無邪気に性格が悪いと今度は顔に出なくなる?
ただ、顔に出にくいタイプの人もいるようで「職場では女子力高くて、いつもニコニコ笑顔で優しげな人気者A子」についてコメントした人はこう書き込む。
「私と二人だけになると途端に無視したり、私をバカにして見下す発言したり豹変する。でも人前では絶対にやらない」
このA子の場合は本人にも悪意がありそうだが、「本人に悪気がなく無邪気に性格が悪い」ケースでも顔に表れにくいという声がチラホラあった。
個人差はあるとはいえ、ともかく大人として、そして女性としても自分の顔を作るのは自分の心持ちだと思って生きていかねば。