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「休日は3か月に1日」「5日間風呂に入れず」 憧れのテレビ制作現場で働くADたちの悲喜交々

これまでキャリコネニュースでは様々な有名企業で働いてきた人たちの口コミを紹介してきたが、当記事では職種ごとに限定し口コミを紹介していきたい。

どんな業界でも、大手企業と中小企業とで待遇に大きな差がつくことは珍しくない。会社の知名度や規模にこだわらず、職種によって横断的に業界の実態を把握することは、より多くの学生や転職希望者たちの参考にもなるはずだ。

当記事で取り上げるのは、テレビ番組製作会社に勤める人たちの口コミ。テレビ番組の制作はカメラマンや編集マンなど多くの技術者も携わるが、特に今回は番組制作における監督的存在であるディレクターを補佐するスタッフ・アシスタントディレクター(AD)たちにスポットを当てる。テレビ番組制作会社ではほとんどの場合、入社後ADとして経験を積み、ディレクターなどに昇格していくことになる。

過酷な現場仕事のイメージは広く浸透しているようにも思うが、より具体的にADという仕事のリアルを見てみよう。

「『残業』という概念はない」「会社で椅子を並べて寝ることはザラ」

超過酷なADの実態

超過酷なADの実態

撮影で必要なものの買い出しやデータのリサーチ、撮影時の道路や施設の利用申請など、ADの業務は多岐に渡り多忙を極める。「休日はめったにありません。覚悟を決めていてもなかなか大変な職業です。私の所属先では、3か月に1日ありました。会社に泊まることも多かったです。局にシャワーがあったので、最低限の身だしなみは保てましたが、一番忙しい時期は5日間、お風呂に入れませんでした。※休憩があると、睡眠優先にしてしまう」(AD 20代前半 女性 250万円)など、やはり心身的にシビアな点を指摘する声は非常に多く、超体育会系な会社が多いことがうかがえる。

「ADはまったく家に帰れないし寝れないという話はよく聞くが入ってみると想像以上に大変。会社で椅子を並べて寝ることはざら。休みも全然ない。まずはとりあえず体力的にかなり厳しい。特に女性には厳しい環境だと思う。あとは超体育会系なのでかなり怒鳴られることもある。理不尽な怒られ方もしばしばされる」(AD 20代後半 男性 300万円)

ただ、2014年の投稿では「今は就業状況の改善をどの会社も行っているので、以前よりはよくなっている会社もあるかもしれません」(AD 20代前半 女性 250万円)といった声もあり、ハードながらも待遇は会社などによって多少異なるようだ。

「テレビの制作会社としては珍しく日曜日は基本的には休みが取れます。しかし、忙しい時期には休むことができないことも多いです。その場合も代休制度があり平日などに休みを取れるようにはなっているので、番組制作会社としては良い条件だと思います。残業に関しては『残業』という概念はありません。1週間家に帰れないこともあるのでそういった生活でも頑張れる人にしか続けられないと思います」(映像制作 20代前半 男性 290万円)

「休みは自分の仕事が終わると好きなときに取得できた。また取得の際には、特に申請することなく自分の裁量で休みを取得することができる。自分の仕事が終わっていないと、何日も帰宅することができず会社で徹夜することもあったが、仕事が終わると定時で帰ることができる」(映像制作 20代前半 女性 270万円)

出世できるかは「上司に好かれるかどうかが大きい」?

仕事内容も労働時間も一般企業とはかけ離れた業務の実態。手厚い給料や福利厚生などについては望むべくもなく、ハナから期待もしていないようである。そんな過酷な環境だが、彼らのモチベーションはひとえに、誰もが知る芸能人たちと共に大好きなテレビ番組に携われる点。やり甲斐はやはりひとしおのようだ。

「一番のやりがいは自分がとってきた映像を使用してもらえたこと。自分の手でとった映像を放送されるということは、嬉しい瞬間でした。エンドロールに自分の名前がのった時も、頑張って良かったなぁと心から思う瞬間です。あとは芸能人を見られる事かもしれません」(AD 20代前半 女性 250万円)
「自分の好きな番組に携われること、将来への学ぶ場であること、やがては番組の責任者としてなっていくことを考えると、面白みややりがいは自然に見えてくると思う」(AD 20代前半 男性 300万円)

ちなみに出世に関しては、「上司に好かれるかどうかがけっこう大きいと思います。また、上司が自分の頑張りを認めてくれるかも重要かと思います。上司たちはテレビに対して熱く、そしてクセのある人達ばかり」(映像制作 20代前半 女性 276万円)といった声があった。

テレビなどを見ていると、ADが番組内でイジられたりするのを見かけることもあるが、長く働き続けるにはテレビが好きな情熱と、キャラクターが好かれることが何よりも大切なようである。

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