社会人の6割が梅雨で「だるさ」を実感 「家でダラダラ」「さっぱりした冷たい食べ物を摂る」などの習慣は逆効果 | キャリコネニュース
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社会人の6割が梅雨で「だるさ」を実感 「家でダラダラ」「さっぱりした冷たい食べ物を摂る」などの習慣は逆効果

ウーマンウェルネス研究会は5月11日、梅雨時期の心身の不調に関する意識調査の結果を発表した。調査は今年3~4月にインターネットで実施し、首都圏の20~59歳の男女810人から回答を得た。

1年の中で天候ストレスを感じる季節を聞くと、最も多かったのは「梅雨(6~7月)」(33.3%)。次いで「春(3~5月)」(31.6%)、「冬(12~2月)」(29%)、「夏・晩夏(8~9月)」(17.4%)、「秋(10~11月)」(11.7%)と続く。

原因は「気圧・気温の急激な変化」「空調設定の変化」「衣服や食生活の変化」

やっぱり梅雨時期はだるい……

やっぱり梅雨時期はだるい……

梅雨時期の不調を「よく感じる」「時々感じる」と回答した人は合計59.5%。この「梅雨だる」の主な症状には、「だるい」(65.4%)、「憂鬱な気分」(39.6%)、「身体が重い」(30.5%)、「やる気がしない」(27.8%)などが多い。この他、「肩がこる」「頭痛」「冷えを感じる」など、心身問わずさまざまな不調のバリエーションがある。

また、「まったく感じたことがない」「あまり感じたことがない」人(合計40.5%)のうち36.6%も「梅雨時期の不調を経験したことがある」と回答。3人に1人は、知らず知らずのうちに梅雨の影響を受けていると言えそうだ。

医学博士・健康科学アドバイザーの福田千晶さんは、こうした梅雨の時期のだるさ「梅雨だる」の原因として「気圧や気温などの急激な変化」、「空調設定の変化」、「衣服や食生活の夏向きへの変化」の3点を挙げる。

「(天候ストレスから)普段よりも自律神経の働きが乱れやすくなります。さらに、夏服に変わって薄着になる時期でもあり、場所によってはクーラーも入り始めるため、知らず知らずのうちに身体が冷えて血めぐりが悪くなり、さらに自律神経の乱れを悪化させてしまう可能性があります」

天候の変化に敏感な人は一層の注意が必要

梅雨時期の不調は元々体質的に弱い箇所に出やすく、前述の他にも「胃腸障害」「便秘」「下痢」「めまい」「むくみ」「微熱」などさまざまな症状として現れるのが特徴だという。天候の変化に敏感でダメージを受けやすい人は、より一層の注意が必要になる。

以下は5つの主な「梅雨だる」症状のチェックリストだ。

・だるさ、肩こり、目の疲れがひどい
・顔や手足がむくみやすい
・いつもより頭痛やめまいを感じることが多い
・身体の冷えを感じることが多く、冷えが取れにくい
・仕事やプライベートでいつもはがんばれることも、なんとなくやる気が起こらない

2つ以上の症状を感じる人は「梅雨だる注意モード」、4つ以上は「梅雨だる警報モード」といえる。

また、福田さんは梅雨時期にしがちな生活習慣として「家の中でダラダラと過ごす」「入浴はシャワーで済ませる」「さっぱりした食べ物や冷たい飲み物を摂る」「小雨の時は傘をささず濡れてしまう」「雨の日はタクシーやバスを利用することが多く、歩く距離や時間が少なくなる」の5つを指摘。いずれも続けると「隠れ梅雨だる」から「梅雨だる」に深刻化してしまう可能性があるため、改善が必要だ。

対策方法としては、運動量を増やすための「片足歯磨き」、「一食一温メニュー」、「温めの炭酸入浴で自律神経コントロール」などが有効だという。

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