フリーターの約4割「パワハラ・セクハラで仕事を辞めたことがある」 「学歴を馬鹿にされた」「飲み会帰りに無理やりキスされた」 | キャリコネニュース
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フリーターの約4割「パワハラ・セクハラで仕事を辞めたことがある」 「学歴を馬鹿にされた」「飲み会帰りに無理やりキスされた」

フリーター・既卒向け就職支援サービス「ハタラクティブ」は5月21日、パワハラ・セクハラについての調査結果を発表した。調査は、18~30歳の男女281人を対象に行われた。

実際にパワハラやセクハラで正社員や契約社員の仕事を辞めたことがある人の割合は、正社員男性で29.1%、正社員女性で22.2%だった。現在、フリーターの人では、男性36.8%、女性37.2%だった。

「次、何かあったら殴るからな」と脅された、という人も

パワハラ・セクハラで職場を去る人も……。

パワハラ・セクハラで職場を去る人も……。

具体的なパワハラ・セクハラの内容としては、

「学歴を馬鹿にされ、頭が悪いと差別された」
「飲み会の帰りに無理やり抱きつかれてキスをされた」
「膝丈のスカートを履いていたら『男性に媚びた服装だ』『キャバ嬢みたいな話し方だな』と言われた」
「『次、何かあったら殴るからな』と脅された」

といった経験談が寄せられた。

パワハラやセクハラを受けて退職した場合、転職の時に面接官に伝えないという人の割合は、男性正社員では46.7%、女性正社員では56.4%だった。また、男性フリーターで30.3%、女性フリーターで42.5%となっており、男性よりも女性の方がパワハラ・セクハラの被害を伏せる傾向にあることがわかる。

ハタラクティブのキャリアコンサルタント、後藤祐介氏は、転職の面接では「これをしたい」という転職の目的を伝えることが大切だと前置きした上で、「パワハラ・セクハラというワードではなく『会社の人とうまくやっていくことが出来なくて…』という表現を用いることが適切」とアドバイスしている。

パワハラやセクハラを受けたときの対処法としては、「ボイスレコーダーで録音しておく」が24.6%で最も多く、次いで「『いつ、どのような行為を受けている』とメモを取る」が21.4%だった。「人事や本部に改善を求める」も19.4%いた。自由回答には「家族に相談する」という意見も寄せられていた。

パワハラ度合いが高いと感じるものを聞くと、1番は「人格を否定されたり、傷つけられたりする」(19.0%)、2番目は「肉体的な暴力を振るわれた」(14.5%)、3番目は「『お前なんかいつでもクビにできる』などと脅される」(13.9%)だった。「自分だけが無視、仲間はずれにされている」(9.6%)、「過重なノルマを課せられている」(7.9%)を挙げる人も多かった。

またセクハラ度合が高いものとしては、正社員の男女では「軽い気持ちで髪や肩、背中などに触ったり、必要以上に接近し体を密着させたりする」(男女ともに16.7%)、「しつこく食事やデートに誘うなど交際を迫ったり、あとをつけるなど付きまとう」(男性15.9%、女性15.7%)だった。

一方、フリーター男女では「性的な内容の手紙やメールを送ったり電話をかけたりする」が男性16%、女性17.1%で最も多く、次いで「男女交際の程度や性的な経験などについて尋ねる」が男性16%、女性14.5%だった。

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