明石家さんま「一生懸命やりましたけど、っていう言葉が一番腹立つ」発言話題に 「手を抜いてもちゃんとできたらええねん」
還暦を超えた今でも芸能界の第一線で活躍する、お笑い芸人の明石家さんまさん(62)。さんまさんがラジオ『ヤングタウン』(MBSラジオ)で語った仕事論が、ネット上で話題になっている。
件の発言は4月14日放送回のリスナーから寄せられたフレーズを女性出演者がセクシーに読み上げる「ヤン娘。はいやせません!」のコーナーで出た。
「一生懸命やりゃええもんちゃうねん、ちゃんとできなきゃ意味ないねん」
モーニング娘。の横山玲奈さんやJuice=Juiceの高木紗友希さんは、さんまさんからのダメ出しを貰いながらも比較的高評価を得ていたが、モーニング娘。の飯窪春菜さん(23)は中々上手くいかない。
「こんなこともできますよ」という台詞を色っぽく言おうとするものの、さんまさんから「あかんなぁ~」と指摘される。飯窪さんはその反応が不満だったようで「一生懸命にやったのに」と言うと、さんまさんは、「一生懸命やりゃええもんちゃうねん、ちゃんとできなきゃ意味ないねん」と一喝した。
「ただ手を抜いてもちゃんとできたらええねん。一生懸命やれば正解っていうのはものっすごい間違いやわ。俺が一番腹たつ言葉や。『一生懸命やりましたけど……』は?それがどうした?みんな一生懸命やってるんですけど?」
決して努力をするなという意味ではなく「『一生懸命』も『努力』も自分で言うなってこと」
放送自体は4月だったが、これが5月20日頃からネットで話題に。「さすがさんま師匠。結果を出し続けてきた男だ」といった反応が寄せられた。
さんまさんの「努力」論は一貫しており、2017年放送の同番組でも「努力をすれば必ず報われるという考えは直ちに変えた方がいい」「努力するのは、当たり前。『努力』を逃げ言葉にする人が多い」などとコメントしていた。
そのためか決して努力をするなという意味ではなく「『一生懸命』も『努力』も自分で言うなってこと」と本意を汲み取った上で、
「一生懸命に頑張ってる風なとこ見せられてもそこだけで評価するのは世界でも日本くらい。謎な価値観」
「努力したから認めてほしいっていうスケベ根性が問題なんだよな」
など肯定的な声が寄せる人が多かった。