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「日大の今後に向けて」学長がコメント発表 関東学生連盟に「虚偽」と指摘された大学の主張については言及せず

アメフト問題に揺れる日本大学は5月30日、「日本大学の今後に向けて」というコメントを同大公式サイトに掲載した。【日本大学の口コミはこちら(キャリコネ)】

学長名で出されたコメントでは、冒頭で「本学の教学責任者として、あらためて被害選手及び保護者並びに関西学院大学アメリカンフットボール部の関係者の皆様に、深くお詫び申し上げます」と謝罪したものの、反則行為の指示はなかったとするこれまでの主張を撤回することはなかった。

「選手たちの気持ちを無にしないよう、誠実に対応いたします」

日大本部に掲げられている校章

日大本部に掲げられている校章

コメントでは、関東学生アメリカンフットボール連盟が、内田前監督、井上前コーチらを除名処分とする裁定を受け取ったと明記。その後、

「本学アメリカンフットボール部選手一同の声明文にあるとおり、選手たちはこれまで指導者へ依存してきた事実を反省し、ことの責任を重く受け止めるとともに、『部の指導体制も含め生まれ変わったと皆さまに認めていただいた時には、私たちが心から愛するアメリカンフットボールを他のチームの仲間とともにプレーできる機会を、お許しいただければ』としております」

と、アメフト部選手の声を紹介し、今後の方針について

「同連盟の裁定を真摯に受け止め、本学アメリカンフットボール部選手たちの気持ちを無にしないよう、誠実に対応いたします。また、本学学生である当該選手が今後の学生生活を充実したものにできるよう支援いたします」
「あらためて本学の教学責任者として、アメリカンフットボール部のみならず、本学運動部組織のあり方とこのような事案の再発防止に向けて、早急に本学全体の問題として取り組んでまいります」

と結んでいる。

日大は、29日にはアメフト部部長を務める加藤直人文理学部長の名前で、

「関東学生アメリカンフットボール連盟のご裁定を重く受け止め、真摯に対応させていいただきたく存じます」

と声明を発表している。学長・部長の声明共に、これまでの日大の主張に言及することはなく、具体的な方針も書かれてはいなかった。今後の対応に注目したい。

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