女性の約6割「他人の柔軟剤の香りが気になったことがある」 「飲食店員は無香料を使って」という意見も
オレンジページくらし予報は6月1日、洗濯用洗剤・柔軟剤についての調査結果を発表した。調査に回答したのは、オレンジページメンバーズと国内在住の成人女性計1143人。そのうち81.4%は「洗濯のほとんどを担当している」という。洗濯の頻度は「毎日1回」が47.4%で最も多い。
どんな洗剤や仕上げ剤を使っているか聞いたところ「柔軟剤」(67.5%)、「衣料用合成洗剤(液体・濃縮・すすぎ1回タイプ)」(57.4%)、「おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)」(54.3%)の順に多かった。
「正直言って柔軟剤などの香りは苦手」という人も約3割
柔軟剤を使用している人からは、「柔軟剤であることより、香りを重視している」(30代・パート)、「いい香りがすると、干すときに少しやる気が出る」(40代・専業主婦)といった声が寄せられている。柔軟剤を選ぶときは匂いが鍵になるようだ。
また洗剤を選ぶ際に”肌へのやさしさ”を考えるかどうか尋ねると、「考える」が25.7%、やや考えるが38.7%で計64.4%が肌への負担を気にかけていることがわかった。「すすぎ残り」についても「気になる」(25.2%)と「やや気になる」(40.4%)との回答が合わせて6割超に上った。
洗濯物に洗剤や柔軟剤の香りが残っていることが「好きだ」(27.7%)、「どちらかといえば好きだ」(33.4%)という人は多い。一方、「他人の衣服の柔軟剤の香りが気になることがある」という人も62.1%に上っている。自分の洗濯物から匂いがするのはいいが、人から匂いがすると気になってしまうということのようだ。また「正直言って柔軟剤などの香りは苦手」という人も33.9%いた。
アイテムや着る人に合わせて洗剤や柔軟剤を使い分けるのは「あり」だという回答は55.3%に。「主人がにおいを嫌うので」(60代・専業主婦)といった声にあったように、家族の中でも匂いがした方がいい人と無香料を好む人がいるようだ。そうした場合に洗剤や柔軟剤を使い分けている人もいるのだろう。
「いいにおいがするほうがうれしいが、仕事や正装する場面では無香料のほうがよいと思う」(20代・パート)
「飲食店員の服の香りがきつかったときは気分が悪くなったので、そういう人たちには無香料を使って欲しい」(30代・専業主婦)
こうした意見にも表れているように、個人の好き嫌いだけではなく、TPOに合わせて洗剤や柔軟剤を選ぶことが大切なようだ。