あべりょうのユーチューブ動画広告に批判殺到 性的虐待を歌う曲に「デリカシーがない」 | キャリコネニュース
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あべりょうのユーチューブ動画広告に批判殺到 性的虐待を歌う曲に「デリカシーがない」

ユーチューブ上で流れる動画広告に、批判が噴出している。シンガー・ソングライターのあべりょうさんが、子どもの性的虐待等の現状を歌うものだが、直接的な歌詞や映像に「デリカシーがない」「歌詞が気持ち悪すぎる」「社会派を気取りたいんだろうけど不快にしかならない」といった声が相次いでいる。

広告動画は、別の動画を再生する前にランダムで再生される。広告動画を数秒見なければ本編を再生することもできない。曲の前奏もなく、すぐに歌が始まるため、半強制的に聴かされることに苛立つ人も少なくない。

「性的虐待経験者はフラッシュバック待った無しだよこんなの」

曲中の一場面。ユーチューブサイトよりキャプチャ

曲中の一場面。ユーチューブサイトよりキャプチャ

動画は「スカイダイビング中のインストラクターの裏切り」というタイトル。昨年4月1日に投稿され、現在は900万回以上再生されている。歌詞は、1番で児童の性的虐待、2番でそれ以外の児童虐待の内容や件数などを歌う。冒頭の

「性的虐待4つの被害は見られて触られ入れられ売られ 100人に1人女の子の膣 実の父親の挿入歌」

という表現を始め、具体的な虐待の内容を挙げる歌詞に拒否感を持つ人は多い。ネットでは5月末頃から批判が噴出した。

「始まってすぐ余りの不快さに何だこれはと最後まで聞いてしまったのですが、結果内容に救いがなく大変下劣でした。社会問題を突き付けて目を背けられない状況を作って、自分の収入のネタにしているだけ。言葉の選択や演出方法が下劣の極み」
「あまりにもあまりにもな内容で、こんなものがまさか流れてくるとは思えなくて思考が停止した。 性的虐待経験者はフラッシュバック待った無しだよこんなの、 具体的な被害内容までデカイ文字で流して一体全体なんの広告なのよこれ」

また、

「なんの解決策も提示せずに、デリカシーのない直接的過ぎる表現で社会問題を歌うのは一歩譲って表現の自由としてやるが、聞きたくなくても聞かされるという特性を持つ動画広告に採用すべき作風ではない」

という声も出ていた。

ツイッターアカウントには「広告やめてください」とリプライ相次ぐ

あべさんは、「ついに正社員も解雇自由へ」など、政治や社会を風刺する歌を歌う正体不明の歌手。ユーチューブのチャンネル登録者は18万人を超えている。昨年には、北朝鮮のミサイルが発射されたときの対処法を歌った「核攻撃サバイバー」が注目を集めた。

あべさんのツイッターアカウントは現在鍵がかけられ、フォロワー以外は投稿が見られない状態になっているが、アカウントへのリプライで、

「広告やめてください」
「お願いします 今すぐやめてください テポドンがなんたらのやつなら我慢できます せめてそれにしてください」

と、意見を直接伝える人も出てきている。

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