20代が転職を決める理由2位「ワークライフバランスが悪い」 求人情報では「残業の有無」を重視する傾向も
学情は6月5日、「Re就活」の登録会員496人を対象に実施した調査の結果を発表した。「Re就活」は20代向けの転職サイト。登録会員には、職歴がある人もない人も、在職中の人も離職中の人も含まれる。
求人情報で重視するポイントは、職歴がある人では、「勤務地」(59.6%)、「仕事内容」(52.5%)、「残業の有無/休日数」(42.0%)、「給与」(37.9%)の順に多かった。「企業規模・知名度」は2.5%に留まっている。職歴がない人も同様に「勤務地」(65.9%)、「仕事内容」(44%)、「残業の有無/休日数」(39.0%)の順に重視する人が多く、「規模・知名度」はわずか1.1%だった。
面接で聞きづらいこと「給与や年収」「休暇制度や有休消化率」「残業の有無」
調査では、入社を決める時に重視するポイントも尋ねた。職歴がある人では「残業の少なさ/休日の多さ」が49.7%、「勤務地が希望に合っているか」が45.9%、「長く働けるかどうか」が44.3%だった。
職歴がない人では、「勤務地」(47.3%)が最も多く、「残業/休日」(45.6%)、「長く働けるか」(40.1%)が続いた。職歴の有無に関わらず、企業規模や知名度よりも働きやすさを重視する人が多いことがわかる。
また転職を希望する理由のトップは「人間関係・社風が合わない」の42.7%だった。2番目は「ワークライフバランスが悪い」(39.8%)、3番目は「そもそもやりたい仕事ではなかった」(32.2%)だった。
面接で本当は聞いておきたいが、聞きにくいこととしては、職歴ありで42%、職歴なしで34.1%の人が「給与や年収」を挙げていた。「休暇制度や有休消化率」(あり40.4%、なし36.3%)、「残業の有無」(あり35.7%、なし32.4%)も割合が高かった。特に有給消化率や残業の多さについては入社するまでわからないことが多く、面接で聞きたいというのも頷ける。