30代40代は「仕事で泣くことは許されない」と考える傾向あり 「泣かない県ランキング」で九州男児が涙もろいことも明らかに | キャリコネニュース
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30代40代は「仕事で泣くことは許されない」と考える傾向あり 「泣かない県ランキング」で九州男児が涙もろいことも明らかに

「ココロの体力測定」を実施しているメディプラス研究所・オフラボは7月5日、涙に関する調査結果を発表した。調査はインターネットで4月7日~20日間、サンプル数1857人となっている。

「ストレス度合いと泣く頻度」について調べたところ、男女とも低ストレスであるほど泣く回数が多くなる傾向にあり、泣くことがストレスオフにつながる可能性が認められた。厚生労働省の「ストレスチェック」の基準により高ストレス者~低ストレス者を算出し、それぞれのストレスレベルの泣く回数平均を見た結果だ。(文:okei)

30代から40代「仕事で成功しても泣いちゃダメ」?

持っている感情の種類、性別が違っても同じですもんね。

持っている感情の種類、性別が違っても同じですもんね。

1か月あたりの「泣く回数」の平均は、男性の52.5%。実に以上が「月に1回も泣かない」と回答している。女性は26.7%なので2倍近くにのぼる。

年齢層別では、男性の20~24歳が1.3回、25~29歳が1.1回で、30~44歳が0.9回と最も少ない。45~49歳は1.0回、50~59歳は1.2回、60歳以上が1.4回だった。30代から40代前半はめったに泣くことがなく、その後年齢を重ねるごとに涙もろくなっている。

めったに泣かない30~40代に絞って「大人の男性が泣くことについてどう思うか」を、シーン別で聞いてみると、「許されないと思う」の第1位は「仕事で失敗した時」で男性26.2%、女性27.0%だった。しかし注目すべきは第2位である。失敗した時だけでなく「仕事で成功した時」も泣くことは許されないと考えている30~40代が多く、男性10.2%、女性7.2%となっている。これは他の年齢層にはない特徴で、30~40代は、仕事で感情が揺れ動いても泣くことを抑える傾向があるようだ。

泣くことがストレスオフにつながる可能性があるとすれば、30代40代は自分でも知らぬ間にストレスをため込む傾向があるかもしれない。

「泣かない県ランキング」男性1位は三重県

「泣くことはほとんどない」の回答を各都道府県別に集計し、「泣かない県ランキング」を男女別にまとめたデータも興味深い。泣かない男性が多い都道府県上位は、

第1位:三重県(57.6%)
第2位:愛知県(56.1%)
第3位:神奈川県(56.1%)

という結果だった。

一方、オフラボが「亭主関白なイメージの九州男児」とした九州勢は、41位から45位という下位を占める結果となった。

41位:宮崎県(46.88%)
42位:熊本県(45.83%)
43位:長崎県(45.60%)
44位:佐賀県(45.38%)
45位:鹿児島県(44.66%)
(46位:島根県、47位:沖縄県)

強く逞しい男性のイメージで語られる九州男児だが、感情の動きが激しいという面もあるのだろう。

なお、「泣く男性を見てどう思うか」との質問には、実は多くが好意的だ。「人間性豊かだと思う」が男性40.5%、女性41.4%でトップ。次いで「優しいと思う」が男性26.5%、女性31.2%と、「女々しい」「精神的に弱い」(14~16%台)を大きく上回る傾向に。これは全年齢層共通の傾向である。

調査元は「泣かない=いいこと」とはしていない。

「男性も情動の涙を流すことを恥ずかしがらず、ときには気持ちを開放して泣くことが、高ストレス者を減らす手立ての一つとなるのではないでしょうか」

とコメントし、ときには泣くことを薦めている。人前でわあわあ泣くのどうかと思うが、あまりにも自分を抑えるのはストレスをためる原因にもなるので、嬉しいときくらいは薦めに従ってみてもいいのではないだろうか。

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