【最新版】金属業界の働きやすい会社ランキング 1位は神戸製鋼所、19時以降の残業を原則禁止、「女性の育児休業取得率はほぼ100%」 | キャリコネニュース
おかげさまで6周年 メルマガ読者数
65万人以上!

【最新版】金属業界の働きやすい会社ランキング 1位は神戸製鋼所、19時以降の残業を原則禁止、「女性の育児休業取得率はほぼ100%」

企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は7月24日、「金属製品業界の働きやすい企業」ランキングを発表した。

本ランキングは、「キャリコネ」のユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目の評価の平均点(総合評価)が高い金属製品業界に属する企業をまとめた。

三菱マテリアル、「高卒現業職でも50代で年収700~750万円」

金属製品業界の働きやすい会社ランキング

金属製品業界の働きやすい会社ランキング

1位:神戸製鋼所(3.23点)
~1905年創業。戦争期も乗り越え日本の金属業界を支え続ける~

2017年に品質検査データの改ざんが明らかになり、体制を再構築して信頼の回復に努めている神戸製鋼グループ。鉄鋼、非鉄金属といった素材や機械に加え、電力供給事業も展開している。2017年4月からは生産現場を除く全事業部門で19時以降の残業を原則禁止に。定例会議の時間数を減らすなど、地道な働き方の改革に着手してきたことなども評価されたようだ。

「近年では7時~19時までの勤務が原則となっており、深夜までの残業はやりづらい雰囲気である。家族との時間がとりやすく、仕事後の飲み会などにも参加しやすいなどプライベートとのメリハリは十分とれる」
(機械設計 30代後半 男性 年収800万円)

「(出産・育児・介護が発生した際の働き方について)基本的には法定を上回る仕組みを持っている。『健康経営銘柄』に3年連続、『健康経営優良法人』に選定。『なでしこ銘柄』選定。次世代法に基づく『くるみんマーク』2回取得。女性の育児休業取得率はほぼ100%。最近やっと男性の育児休業取得者がパラパラと出てきた(※)」
(総務 40代後半 男性 年収950万円)※2017年3月投稿

2位:三菱マテリアル(3.22点)
~銅加工事業と加工事業のさらなる成長を目指し、グローバル展開~

品質不正問題を受け、2018年6月に新体制が発足したばかりの総合素材メーカー。基礎素材や機械・電子部品、工具等の製造・販売事業を展開している。育児・介護支援に力を入れ、2017年からは小学校3年生までの子どもの看護休暇を有給とは別に半日単位で取得可能に。育児休業等復帰支援面談制度も新設した。「労働時間」「休日」「ホワイト度」の評価では5社中トップとなっている。

「給料は高いです。高卒現業職であっても、交代勤務対象者であれば、50代になると年収700~750万円くらいは稼げます(交代勤務手当、残業手当込・残業代は全て支給されます)。大卒総合職の場合、30代前半・係長クラスで550~600万円くらいは稼げますし(残業手当込・残業代は全て支給される訳ではありません)、課長補佐クラスで650~750万円くらい、課長クラスで900~1000万円くらいは稼げるそうです」
(財務・会計関連職 30代前半 男性 年収600万円)

「海外赴任していました。赴任中は海外赴任手当などもついて数年間でだいぶ貯金できました。僻地にいても日本食や日本の書籍を送料会社負担で購入できる制度があるので助かりました。出張以外でも、単身者は年1回、家族帯同者は2年に1回、会社負担で帰国できる制度があります」
(技術関連職 30代後半 男性 年収1000万円)

3位:昭和電工(3.11点)
~2016年から5か年計画「Project 2020+」始動。事業拡大を目指す~

同社は早くからダイバーシティを重要視。「認知」「理解」を促し、定年退職者の再雇用や障害者・外国人の雇用などに力を入れてきた。2016年からは第3のフェーズ「実践」に移り、女性活躍・育児の支援策をはじめとした取り組みを続けている。より高い水準で子育てサポートを行っている企業として、厚生労働大臣から「プラチナくるみん」の認定も受けている。

「残業はそれほど多くなく、平均して月30時間弱程度です。また、残業代は全て支給されます。決算期など繁忙期には休日出勤も1~2日ありますが、そのぶんの給料もきちんと支給されるので満足です。また、残業したぶんフレックスで他の勤務日の時間を調整でき、休日出勤に対してきちんと代休が取れる点も満足しています」
(経理 20代後半 男性 年収400万円)

「入社6年目、残業を月30時間くらいして、年収600万円ほど。残業は月45時間まで認められており、それ以上は申請が必要」
(企画営業 30代前半 男性 年収600万円)

JFEスチール、1週間に1回以上の定時退社日を設定、勤務間インターバルも確保

4位:日立金属(3.09点)
~1910年創業。独自の製品を数々生み出す~

2016年から全社をあげて働き方改革に取り組んでいる「日立金属」。法定を超える育児・介護支援制度の充実化、在宅勤務制度の導入、業務効率化、労働時間短縮化などを行っている。女性の活躍支援に力を入れ、2017年度の「なでしこ銘柄」にも選出。グローバル企業として成長を目指す同社は、海外で活躍できる人材の育成や外国人の積極採用などに注力しているのも特徴だ。

「有給は取りやすいように感じた。残業は部署によってさまざま。しかしダイバーシティを重視する傾向になってきており、働き方改革として有給取得の奨励や残業の削減に取り組んでおり、前よりは改善されてきているように思います」
(財務・会計関連職 20代後半 女性 年収400万円)

「海外事業を展開しており、グローバルな活躍ができる。大企業のため、配置転換により、さまざまな経験ができる。福利厚生が充実している。教育体制も充実している。残業もさほど多くなく、ワークライフバランスがしっかりと実現できている」
(ルートセールス 20代前半 男性 年収400万円)

5位:JFEスチール(2.87点)
~世界に誇る生産規模。高級鋼に注力~

「なでしこ銘柄」に3回選出されているJFEグループ。2017年に働き方改革を本格化し、同年4月からは管理職と相談のうえ、社員が1週間に1回以上の定時退社日を設定できる新制度を導入した。在宅勤務制度や有給休暇・男性の育児休業取得の促進のほか、社員の負担を軽減するための勤務間インターバルの確保にも取り組んでいる。「給与」の満足度は5社中1位だった。

「残業代はその仕事の質、量に見合ったぶんをきちんと頂けます。休日出勤も手当て等含め適切なものです。何も不満はありません。福利厚生がしっかりしているので、こうした部分で社員は守られていると実感できます。趣味があって満喫されたい方は、交代勤務よりも常昼勤務をお勧めいたします。貰えるお給料は少なくなりますが、そのぶん退社後、休日等で時間を有意義に使うことが可能です」
(研究開発 40代前半 男性 年収700万円)

「10年ほど前(※)とはうってかわって、近年残業規制が厳しくなってきており、36(サブロク)協定厳守となっている。パソコンのログでしっかり記録されており、もちろんサービス残業もできない仕組みになっている。協定違反をした場合には、職場管理者が罰則を受ける」
(技術関連職 20代後半 男性 年収500万円)※2015年4月投稿

調査は、『業界地図2018年版』(日本経済新聞出版社)の「鉄鋼」「非鉄金属」に記載の企業のうち、2015年4月1日~2018年3月31日に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業を対象に実施した。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ