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働く人が不満に感じていること1位「給与水準」、2位「仕事の量」 「仕事を通じて自己実現」は減少傾向

マイボイスコムは8月4日、就業意識に関する調査結果を発表した。調査は今年7月にインターネットで実施し、今回で5回目。1万518人から回答を得た。

現在の職業を聞くと、「正社員で管理職以外」(22.1%)が最多。次いで「専業主婦・主夫」(15.7%)、「パート・アルバイト、フリーター」(15%)と続き、有職者は7割弱となった。

働いている人に、働く上で特に重視する点を聞くと、1位は「通勤時間、勤務地」(55.2%)。以降、「労働時間」(48%)、「仕事の内容、種類」(47.5%)、「給与水準」(45.5%)、「休暇日数、休みのとりやすさ」(42.3%)などが続く。

仕事を満足に感じる点「通勤時間、勤務地」「労働時間」「休暇日数」

働く人が不満に感じていること1位「給与水準」

働く人が不満に感じていること1位「給与水準」

過去調査と比べると「仕事の内容、種類」(47.5%)、「自分の能力を発揮できる」(19.1%)などが減少傾向となった。職業別に見ると、正社員・管理職では「給与水準」、経営者・役員では「仕事の内容、種類」の比率が高かった。

またパート・アルバイトでは「勤務時間の融通性、柔軟性」、有資格者では「自分の能力を発揮できる」、派遣社員では「人間関係(上司や同僚)」が高くなった。

仕事への満足度を聞くと、「満足」「やや満足」の合計は59.5%。職業別にみると、会社・法人の経営者・役員、有資格者、公務員が各7割程度に上る一方、派遣社員は5割弱にとどまっている。

満足に感じる点は、「通勤時間、勤務地」(40.1%)が最多で、「労働時間」「休暇日数、休みの取りやすさ」(31.6%)、「仕事の量」(21.8%)、「仕事の内容、種類」(21.3%)と続く。過去調査と比べ「仕事の内容、種類」(21.3%)はやや減少している。

理想の働き方は「精神的にゆとりをもって取り組める」

仕事について不満に感じる点で最も多かったのは「給与水準」(36.6%)。以降大きく差があって「仕事の量」(14.6%)、「休暇日数、休みのとりやすさ」(13.9%)、「人間関係(上司や同僚)」(13.5%)、「労働時間」(12.5%)、「通勤時間、勤務地」(10.8%)と続く。

仕事に対する考え方を聞くと、最も多かったのが「仕事は収入を得る手段としてとらえている」(57.7%)。次いで「時間に融通がきく仕事を選びたい」(26.4%)、「仕事も、私生活も両立したい」(25.3%)、「仕事よりも、私生活を充実・優先させたい」(21.8%)と続く。

「仕事も、私生活も両立したい」「仕事を通じて成長したい、自己実現したい」は12.0%で前回の13.9%からさらに減少した。女性10~30代は「仕事は収入を得る手段としてとらえている」「仕事よりも、私生活を充実・優先させたい」が高くなっている。

理想の働き方を聞くと、

「出勤・在宅を選んでその日の気分に合わせて働けること」(29歳女性 正社員で管理職以外)
「出勤退社時間がある程度自分で決められて一定量の仕事をすれば休みも自由に取れる」(39歳男性 失業中)
「精神的にゆとりをもって取り組める働き方・仕事をしたい」(49歳男性 正社員で管理職以外)

という声が多く寄せられた。他には「給与水準に関係なく、自分が納得でき、自分に向いている仕事がずっとできればよいと思う」(男性 57歳 正社員で管理職)という人もいた。

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