V6「未成年の主張」で「基礎研究の費用を増やして!」男子中学生の叫びに「全国ネットでよく言ってくれた」と賞賛集まる | キャリコネニュース
おかげさまで9周年 メルマガ読者数
65万人以上!

V6「未成年の主張」で「基礎研究の費用を増やして!」男子中学生の叫びに「全国ネットでよく言ってくれた」と賞賛集まる

アイドルグループV6が出演するバラエティ特番「V6の愛なんだ2018」(TBS)が9月24日に放送された。

人気企画「未成年の主張」には、聖光学院中学(神奈川県)に通う男子学生が登場。理系の研究者を目指しているという学生は「日本の官僚たちに声を大にして訴えたいことがある!日本の基礎研究の費用をもっと増やして頂きたい」と主張し、話題を呼んでいる。

「基礎研究の成果がないとその先の研究発展に繋がらない!」大声で切実な訴え

研究費用が足りない!?

研究費用が足りない!?

「未成年の主張」は、特番の前身番組「学校へ行こう!」が放送されていた当初からの人気企画。学校内での不満や恋愛話、家族内で起こったエピソードなどを話す学生が圧倒的に多い中、社会情勢を汲んだ主張は珍しい。

男子学生は声を裏返しながら、

「基礎研究は地味な作業の連続ですが、基礎研究の成果がないとその先の研究発展に繋がらないと考える!日本の国立大学への運営交付金が10年以上に渡り、削減されているいる今、日本からノーベル賞が出なくなる可能性があると考える!以上の点から僕は、日本における基礎研究費用の改善と向上を強く強く訴える!」

と、終始大きな声で叫んでいた。

運営交付金とは、国立大学が法人化して以降、文科省から毎年支給される補助金のことだ。法人化初年の2004年には全ての国立大学法人に合わせて1兆2415億円交付されていたが、2018年には1兆971億円にまで減少している。

2017年には英ネイチャー誌が、科学論文のデータベースに収録されている日本人の論文の割合が7.4%(2005年)から4.7%(2015年)に減少したと報じた。掲載論文数の減少は国の予算削減が原因とも指摘されていて、男子学生の「日本からノーベル賞が出なくなる」という憂いも、多くの研究者や専門家が同じ思いを抱いている。

特番の放送終了後には、ネットで「素晴らしい!」と話題に。「ほんと基礎研究費用増やしてほしい」、「全国ネットの電波でよく言ってくれた」と賞賛する声が相次いだ。

男子学生が通う聖光学院中学は、私立の中高一貫校。過去5年間、卒業者数約220~230人のうち約70人が東京大学に合格している名門校だ。「中学生でここまで言えるのは立派だ」「ちゃんと考えることのできる子は賢い」と、学生を褒める声も多く出ていた。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ