マツコ、チョコフレーク生産終了に意見「なんでもスマホのせいにするのはおかしい」「お菓子の選択肢が増えただけ」
森永製菓は9月末、50年以上にわたり親しまれてきたチョコレート菓子「チョコフレーク」の生産を来年夏までに終了すると発表した。ここ5年で売上が半減していて、その原因を同社は、「スマホを操作しながら食べることが難しいから」としている。
10月1日に放送された『5時に夢中!』(MX系)では、マツコ・デラックスさんが販売終了の背景に反論。「なんでもかんでもスマホのせいにするのは良くない」と、スマホの普及が原因という見方に違和感を示した。(文:石川祐介)
「若者が清潔になった」というのも理由のひとつと分析
マツコさんは、お菓子の種類が増えて選択肢が広がったことが原因ではないかと分析する。
「昔ってさ、(お菓子の)選択肢なかったじゃん。今さ、箱に入っててさ、チョコフレークをギュッてしたやつない?棒のとか、四角いやつとか。だから、その影響もあると思うんだよね。そっちのほうが食べやすいし」
ただ、司会のふかわりょうさんは「指が汚れることを敬遠する若者層がいるっていうのは否めないでしょうか?」と質問する。
これにマツコさんは「スマホの普及も関係してるんだろうけど」と、前置きしながらも、
「清潔になったんだよ。昔は、指にちょっとチョコレートが付いたまま1日生活してたから。(今の若者は)ちょっとでも(汚れが)付いてたら、ウェットティッシュでグワーッて取るような時代になったんだよね」
と語った。スマホのせいではなく清潔好きな若者が増えたのではないかという意見だ。
若者は昔よりきれい好き?書類めくる時の「指舐め」20代と60代で10ポイントもの差
マツコさんの言う通り、今の若者は綺麗好きだと言えそうだ。ダスキンが昨年、20歳以上の男女2080人を対象に行ったアンケート調査によると、「年末に大掃除を実施する」と回答した男性は20代で78.8%。40~60代ではいずれも60%台に留まっている。女性も、「大掃除をする」と回答した割合が最多だったのは20代(81.7%)で、50代(66.8%)、60代(69.7%)を10ポイント以上も引き離した。
また、しらべぇが2016年に掲載した記事では、「書類をめくる時に指を舐める」と回答した20代は10.9%だったのに対し、50代では23.8%、60代では24.9%もいた。
「チョコフレーク」以外にも今後、若者の意識変化の影響で終了する商品が出てくるかもしれない。